MENU
HOBBYIST GARAGE
爬虫類の木製ケージ製作
フトアゴヒゲトカゲ・リクガメ・レオパなど爬虫類の木製ケージをオーダーメイドで製作しています。生体に優しいSPF材(無垢材)をメインで使用し、ご希望に合わせて塗装や特殊仕様などのカスタムも可能です。

爬虫類飼育におすすめの紫外線ライト

本記事のリンクには広告が含まれています。

フトアゴヒゲトカゲやリクガメなどの爬虫類の飼育には欠かせない『紫外線ライト』ですが、各メーカーから様々な商品が販売されていて、いざ買おうとしてもどれを選べば良いかわからず悩んでいる人も多いのではないでしょうか?

どれを買ってもよいわけではなく商品によって性能もさまざまなので、しっかりと理解した上で購入する必要があります。

きなこさん

どれがおすすめ?

そこでこの記事では爬虫類用の『紫外線ライト』の種類・特徴をまとめ、これまで僕が使用した中からおすすめの紫外線ライトをご紹介します。

この記事はこんな人におすすめです
  • 爬虫類飼育を始める人
  • 紫外線ライトについて知りたい人
  • おすすめの紫外線ライトが知りたい人

爬虫類の飼育をご検討中の方はぜひ最後までご覧ください。

目次

紫外線ライトについて知ろう

どんな種類がある?

ギドラ氏

紫外線ライトには色んな種類があるの知ってるかい?

どんぐり氏

知らん!!

フトアゴヒゲトカゲやリクガメなど砂漠系の爬虫類飼育に使用される『紫外線ライト』は大きく分けて4種類に分類することができます。

紫外線ライトの種類
  • コンパクト型
  • 直管型
  • 水銀灯
  • メタルハライドランプ

それぞれ特徴や価格が違うためどれがベストなのかは一概に言えませんが、予算を度外視するのであればメタハラ一択です。

ウォーキー

理由はのちほど!

商品名の数字は紫外線量(公称値)

ハテナ

10.0とか8とかの数字は何なの!?

どんぐり氏

知らん!!

『紫外線ライト』のなかには商品名に「10.0」や「5.0」などの数字が記載されていることがあります。

これは全光量の何パーセントの紫外線(UVB)が出ているかを表しています。

10.0→全光量の10%
5.0→全光量の5%

この数値が大きいほど紫外線量が多いということになりますが、数値はあくまでもメーカーの公称値で実際に照射されている紫外線は実測してみないとわかりません。

ちなみに僕は下記サイトの測定結果を参考にさせていただいているのですが、商品によっては公称値と実測値にかなり違いがある場合も…。

可視光線ライトを併用しよう

爬虫類にとって紫外線と同じく重要なのが可視光線(明るさ)です。

『紫外線ライト』は紫外線が強くなればなるほど可視光線が弱くなってしまいます。

きなこさん

つまり、ケージが暗くなるわけ

どんぐり氏

いやだ!!

「10.0」や「5.0」の『紫外線ライト』は人間には明るく見えていても、本来太陽光の下で生活している爬虫類にとっては明るさが十分ではないんですね。

人間がずっと曇り空や薄暗い部屋で生活するみたいな感じでしょうか。

また、可視光線(明るさ)が足りないと瞳孔が開きっぱなしになり、紫外線が網膜にダメージを与えてしまう恐れもあります。

紫外線ライトの明るさ比較

そこで登場するのが『可視光線ライト』です。

この写真は『紫外線ライト』と『可視光線ライト』を照射していますが、明るさが全然違うのが一目瞭然。

実際に人間の目で見てもここまでの差は感じられませんが、爬虫類にとっては大きな違いなのでしょう。

爬虫類用の『可視光線ライト』は微弱の紫外線を照射するタイプのものが多く、「2.0」と表記されている物などがそれにあたります。

爬虫類用ではない普通の蛍光灯を使用する人もいるようです。

コンパクト型紫外線ライト

コンパクト型の紫外線ライト

比較的安価で購入できるのがコンパクト型『紫外線ライト』ですが、初心者でも扱いやすく人気です。

我が家でも初めて使用したのはコンパクト型でした。

コンパクト型の『紫外線ライト』でおすすめなのは「ビバリア スパイラル UVB デザート 26W」です。他のコンパクト型に比べて紫外線がズバ抜けて強いのが特徴です。

ケージの上に設置したコンパクトトップ

もっとも簡単なな設置方法は『コンパクトトップ』を使用する方法。複数の『紫外線ライト』を併用することで紫外線を強化することができますが、明るさが足りないようであれば『可視光線ライト』を併用します。

しかしこの設置方法だと、生体との距離が遠くケージ蓋のメッシュが紫外線をかなり遮ってしまいます。

蓋のメッシュをカットして紫外線を遮らないように加工すればかなり改善されると思いますが、脱走される恐れがあるのでおすすめできません。

そんな場合におすすめの設置方法が『ビバリア 太陽NEO』を使用してケージ内に設置する方法。

この方法であれば生体との距離も近く、メッシュで紫外線を遮られることもありません。

しかしただ設置するだけだと光が全方向に無駄に分散してしまい、飼育者の目にもよくないので『ランプカバー』の併用をおすすめします。

ライトによってはサイズが合わないこともあるので要注意!!

ただやはり明るさは不足するため可視光線ライトを併用するのがおすすめです。

スパイラル型は目に悪い!?

僕が最初にギドラ氏のケージで使用したのは『ジェックス エキゾテラ レプタイルUVB150 26W』だったのですが、使い始めてからすぐにギドラ氏が頻繁に目を閉じるようになりました。

最初は気持ち良さそうに見えたので気にしていなかったのですが、片目だけ閉じたりするようになり明らかに様子がおかしいことに気がつきました。

ギドラ氏

苦手なんよ

色々と情報を集めたところ、スパイラルタイプの『紫外線ライト』を使用中に目を閉じてしまう例があるようなのですが、可視光線不足が原因になっている場合も考えられます。

もし同じような症状が出た場合は、『可視光線ライト』を併用することで改善できるかもしれません。

直管型紫外線ライト

家庭の蛍光灯でもお馴染みの直管型の紫外線ライトです。コンパクト型よりも強い紫外線を照射するのが特徴です。

また照射範囲も広くケージ全体に紫外線を照らすことができます。

直管型で一番おすすめの『紫外線ライト』は『レプティサン10.0UVB 』です。

世界で初めて爬虫類用の『紫外線ライト』を開発したZooMedの『紫外線ライト』で、爬虫類のトップブリーダーも認める優等生。

直管型のなかでは紫外線の強さがトップクラスで52cmの距離まで紫外線が届きます。

個人的には『UV MASTER LEVEL8』もおすすめ。我が家で愛用しているメタハラ『ソラーレUV70』と同じスドーという国産メーカーの紫外線ライトです。

8.0にも関わらず『レプティサン10.0UVB 』に匹敵する紫外線の強さを誇り、とにかく明るい!

また国産メーカーの中では『ビバリウムグロー パワーUVB 20W』もおすすめで、こちらは我が家では現在もトゲオアガマのケージで使用中です。

ビバリウムグローの設置例

我が家では『ニッソー カラーライト』を使用して設置しています。

単品だとやはり明るさが足りないので、同メーカーの『ビバリウムグロー ソフトUV』を併用すると明るさも確保できておすすめです。

水銀灯(安定器内蔵型)

通常、『紫外線ライト』は赤外線を照射しないため必ず『バスキングライト(可視光線と赤外線)』を併用する必要がありますが、水銀灯は紫外線・可視光線・赤外線の全てを照射するオールインワンの紫外線ライトです。

なかでもおすすめなのは『ZOOMED パワーサンUV』です。使用開始直後から生体に明らかな変化があり、紫外線ライトの重要性を実感するきっかけにもなりました。

ケージ上に設置したパワーサンUV

紫外線が分散しないよう『ライトドーム』などのランプカバーを使用して設置するのがベストですが、かなりの大きさなのでケージ内ではなくケージ上に設置することが多いようです。

ZOOMED パワーサンUV』は100Wと熱量が多いため狭いケージではオーバースペックになる可能性があります。その場合、ゼンスイの『ソーラーラプター マーキュリーランプ』の80Wもおすすめです。

メタルハライドランプ(メタハラ)

『メタハラ』の呼び名でお馴染みの紫外線照射器具です。

水銀灯と同じく、紫外線・可視光線・赤外線を照射し、特に紫外線と可視光線は強力!

ただ赤外線はそこそこといった感じなので、トゲオアガマなどのように高温のバスキングスポットが必要な場合は別途バスキングライトで補助する必要があります。

メタハラの中でおすすめなのが『スドー ソラーレUV70』で、現在我が家のフトアゴケージは4台全てこのメタハラです。

残念ながらすでに本体が廃盤になってしまっているため、店頭に出回っている物が完売してしまったら購入することができません。

交換球は今後も販売を続けるとのことですが、こちらもいつ廃盤になるかわかりません。

対抗馬としてよく比較されるのが『ゼンスイ ソーラーラプター』です。『スドー ソラーレUV70』に比べると本体・交換球ともに値段が高いため敬遠してきましたが、ソラーレ亡き今注目せざるを得ません。

メタハラには安定器が付いてくる

ソラーレUVの安定器

『メタハラ』は非常に強い紫外線と明るさを照射する反面、安定器が外付けのため設置場所を考慮する必要があります。

安定器自体もかなりの熱を持つ点にも注意が必要です。

とにかく明るいメタハラ

メタハラの明るさを比較

左が『メタハラ』で、左が『水銀灯』です。

これはもう一目瞭然、『メタハラ』は圧倒的な明るさです。

この明るさが生体の活性にも繋がり、抜群の発色を見せてくれます。

交換球の寿命が長い

『メタハラ』は交換球の寿命が長いのが特徴です。例えば『ゼンスイ ソーラーラプター』の場合、メーカー公称4000時間が寿命となっています。

1日8時間ほど照射した場合は約16ヶ月、1日10時間ほど照射した場合でも約13ヶ月使用することができます。

もちろん徐々に紫外線は減少していくとは思いますが、元々の紫外線が強いのでそれほど気にすることはありません。

本体は高いけど、ランニングコストは安い

『メタハラ』が敬遠される大きな理由に価格の問題があります。

メタハラの中でも比較的安い部類でもある『ソラーレUV70』でも30,000円程度と、初心者には手を出しにくい価格になっています。

しかし『メタハラ』は一台で紫外線ライト・バスキングライトを兼ねてくれるのでその分電気代を抑えることができます。

70Wの場合、1日10時間の照射で月間5〜600円程度です。

まとめ

現在爬虫類の飼育に使用されている主な『紫外線ライト』を紹介しましたが、最もおすすめなのはやはり『メタハラ』です。

初期投資は大きいですが、長い目で見ると決して高くはないと思います。

次におすすめなのは直管型紫外線ライト。可視光線ライトの併用は必須ですが、トゲオアガマたちの状態も良好です。

ちなみにコンパクト型は…もう使うことはないと思います(笑)

紫外線ライトについて長々とまとめてはみましたが、やはり一番良いのは太陽光です。紫外線ライトは補助的な立ち位置として、日光浴が可能な季節はできる限り日光浴をさせてあげましょう。

爬虫類の木製ケージ製作 HOBBYIST GARAGE
  • 爬虫類を飼いたいけど飼育ケージがない…
  • 木製ケージが欲しいけど作れない…
  • この棚に置ける飼育ケージが欲しい…
擬岩バックボードもオーダー可能!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次