ビットコインなどの仮想通貨を売買できる取引所の中で、初心者にオススメなのがcoincheck(コインチェック)、bitFlyer(ビットフライヤー)、Zaif(ザイフ)の三つの取引所です。
私は仮想通貨の取引を始める時にこの三つ全ての取引所でアカウントを開設しました。何故三つもの取引所をわざわざ使い分けるのかというと、各取引所によって取り扱い通貨や手数料などが違うためです。
そこで今回はこの三つの取引所に一体どのような違いがあるのかをまとめて比較してみようと思います。
運営会社の信頼性
仮想通貨を取引するということは、大事なお金や仮想通貨を取引所に預ける事になります。しかし、万が一取引所が倒産でもしてしまったら、預けていた資産は水の泡。そうならないためにも、母体となる運営会社が信頼できる取引所を選びたいものです。
資本金
何を基準に信頼度を判断すれば良いのか難しいところですが、まずは一つの判断基準として運営会社の資本金を比べてみようと思います。
- bitFlyer(ビットフライヤー)(41億 238 万円/資本準備金含む)
- Zaif(ザイフ)(8億3,013万円/資本準備金含む)
- coincheck(コインチェック)(9,200万円)
資本金だけで見るとbitFlyer(ビットフライヤー)が圧倒的な資本力を誇ります。
ビットコイン取引量
次に参考になるのがビットコインの取引量です。取引量が多ければ多いほど利用者も多く信頼性も高まります。今回は24時間(12/24現在)でのビットコイン取引量で比較してみます。
- bitFlyer(ビットフライヤー)(124,432.04BTC)
- coincheck(コインチェック)(44,820.19BTC)
- Zaif(ザイフ)(8,502.81BTC)
取引量も圧倒的にbitFlyer(ビットフライヤー)が多いようです。また資本金が最も低かったcoincheck(コインチェック)もかなりの量のビットコインが取引されていました。
セキュリティ
インターネット上での取引が主となる仮想通貨にとって最も重要なのはセキュリティ対策です。つい先日もウクライナの取引所Liquiがハッキングされ6万ビットコインが盗まれたという報道がありました。真偽のほどはわかりませんが、やはり取引所のセキュリティ対策は重要です。
上記が三社のセキュリティに関するページになります。見比べるとわかりますが、coincheck(コインチェック)とbitFlyer(ビットフライヤー)に比べてZaif(ザイフ)はセキュリティに関する情報量が少ないです。だからと言ってセキュリティ対策が甘いというわけではありませんが、利用者からすると若干不安ではあります。
補償制度
coincheck(コインチェック)とbitFlyer(ビットフライヤー)には不正ログインによる損失を補償してくれる制度があります。
取引手数料
仮想通貨の取引をする際には手数料がかかります。単に手数料と言っても取引手数料や入出金手数料など色々とあり、運営会社によって額も様々です。そこで各社の手数料を比較して見ましょう。
取引所の場合
- Zaif(ザイフ)(ビットコイン -0.05% / アルトコイン 0%~0.3%)
- coincheck(コインチェック)(ビットコイン 無料 / アルトコイン 無料)
- bitFlyer(ビットフライヤー)(ビットコイン 0.01%~0.15% / アルトコイン 0.20%)
取引手数料で比較してみるとZaif(ザイフ)のマイナス手数料が目立ちます。手数料がマイナスということは、Zaif(ザイフ)でビットコインを取引すればするほど手数料がもらえるということになります。
販売所の場合
coincheck(コインチェック)とbitFlyer(ビットフライヤー)では販売所で仮想通貨を購入することも可能です。販売所で購入する場合の手数料は無料となっていますが、スプレッド(売値と買値の差額)が大きく、実質大きな手数料を徴収されていることになってしまいます。
取扱通貨の種類
取引所 | ビットコイン | アルトコイン | トークン |
coincheck(コインチェック) | ○ | 12種類 | × |
bitFlyer(ビットフライヤー) | ○ | 5種類 | × |
Zaif(ザイフ) | ○ | 4種類 | 11種類 |
取扱通貨の種類数はcoincheck(コインチェック)が最も豊富です。しかしZaif(ザイフ)では8種類のトークンも購入することができます。
トークンとは?
ビットコインのブロックチェーン上で発行した独自コイン。ビットコインなどの仮想通貨と取引が可能で、流通量が増えれば価値が上がります。
アプリの使いやすさ
個人的な意見になってしまいますが、coincheck(コインチェック)とbitFlyer(ビットフライヤー)は共にデザインも操作性もよく初心者でもとても使いやすいと思います。しかしZaif(ザイフ)のアプリは全く使い物になりません。
サーバーの安定性
coincheck(コインチェック)とbitFlyer(ビットフライヤー)は頻繁なサーバー障害はないのですが、Zaif(ザイフ)のサーバーはかなり不安定で頻繁に落ちることがあります。今後改善していくとは思いますが、ここぞという時に取引ができないこともあるため、安心して取引したい人にはあまりお勧めできません。
まとめ
比較結果から判断すると初心者にはcoincheck(コインチェック)とbitFlyer(ビットフライヤー)がお勧めですが、取引手数料の安さやトークンの取扱いがあるという点から私はZaif(ザイフ)をメインの取引所として使用しています。
今後も様々な仮想通貨が誕生すると思いますが、どの取引所に上場するかはその時が来るまでわかりません。できるだけ多くの取引所でアカウントを開設しておき、各社のメリット・デメリットを理解して使い分けていくのが良いでしょう。