爬虫類を飼育していると餌用にコオロギをストックする事が多いと思います。SサイズやMサイズであれば何の問題も無くストック出来るのですが、Lサイズを超えてくると発生するのがコオロギの鳴き声問題です。
秋に外から聴こえてくる風情のある虫の音とは違い、ストックコオロギの鳴き声は一度気になり始めるとストレスでしかありません。マンションやアパートだとあまりにもひどい場合は近隣からのクレームに繋がる可能性も。そこで今回はストックコオロギの鳴き声対策についてご紹介します。
コオロギの鳴き声対策
ケースを蹴る
一時的に鳴き声をピタッと止める事が出来ます。しかしほんとに一時的な対策で持続性は無く、余計にストレスが溜まります。何より物に当たるのは良くありません。
雄を優先して食べさせる
コオロギの鳴き声は、雄コオロギが威嚇する時や雌を誘う時に鳴くため、雌コオロギは鳴きません。という事は雄コオロギを優先して餌として与えれば鳴き声の発生は緩和されます。
コオロギの雄と雌の見分け方
最も簡単に見分ける方法が産卵管の有無です。

そしてこちらが雄です。

雌に比べるとサイズが小さいのも特徴です。この雄が羽を擦り合わせて鳴き声を発生させるので、餌として与える時には先に雄を優先して減らしていくのがオススメです。
雄の羽を切る
餌として減らしていくにも限界があり、コオロギは日々成長していくためいつの間にか家中に響き渡るほどの大合唱になってしまう恐れがあります。そこで効果的なのが雄の羽を切ってしまう方法です。
まずは作業しやすいようにコオロギを雄と雌に分けます。こうしてみると雌の方が一回り大きいのがよくわかりますね。我が家では毎日雄を優先して与えているので雌に比べると数もそんなに多くありませんでした。
コオロギの頭を持つのが羽を切りやすいスタイルです。この上の羽二枚が鳴き声の発生源です。
この羽二枚をハサミで根元からバッサリと切ってしまいます。普通のハサミより眉毛用のハサミの方が切りやすそうです。
この時、出来るだけ根元から羽を切るのがポイントです。この写真では半分くらい羽をカットしていますが、これだとまだ鳴く事が出来るので、羽の付け根からバッサリと切ってしまいます。
まとめ
今回全ての雄コオロギの羽をカットしましたが、カットミスがあったのか完全には鳴き声がなくならなかったものの、気になるレベルの鳴き声はなくなりました。
これで夜な夜なコオロギの鳴き声に悩まされる事はなくなり、コオロギケースを蹴る事無く安眠生活を送る事が出来そうです。