1月に爬虫類倶楽部でフトアゴヒゲトカゲと対面し、Lovelyフトアゴ生活入りを決めてから2ヶ月後。春も近付いて来たと言う事でそろそろ受け入れ時期を考え始めました。4月上旬に1週間ほど休暇をとり旅行に行くので生体の受け入れはそれ以降になるとしても、早く受け入れたいという気持ちを紛らわせるために、とりあえず飼育環境だけ整える事にしました。
フトアゴヒゲトカゲの飼育には温度管理がとても重要との事なので、いきなり生体を受け入れるのではなく先に飼育環境を整えて温度管理を予めテストしておいた方が安心です。ということでさっそく爬虫類倶楽部中野店へ。
目次
Lovelyフトアゴ生活は突然に
この日は爬虫類倶楽部で飼育セットとその他フトアゴヒゲトカゲの飼育に必要になりそうな物を店員さんのアドバイスを聞きながら購入。そしてせっかくなので生体について色々と質問しながら再びフトアゴヒゲトカゲたちとご対面したのですが、その中に一人とても気になる奴が。。。
何と言いますか、理想はなかったはずなのに、全てが理想通りという感じ。プロフィールをよく見てみるとフトアゴヒゲトカゲとローソンアゴヒゲトカゲというトカゲのハイブリッド種、その名もビティキンスドラゴン。
か、かっこいい!!
しかし予定では4月の旅行が終わってから受け入れる事にしているので、今受け入れる事は出来ません。それに4月になればもっと良い出会いがあるかもしれないと言い聞かせこの日は帰宅。帰宅してからも彼の事が脳裏から離れず、翌朝家族会議の結果、あっさりビティキンスドラゴンをお迎えする事にしました。
生体を受け入れる前に飼育環境を整える
フトアゴヒゲトカゲ(正確にはビティキンスドラゴン)の受け入れが急遽決まったので、すぐに環境づくりに取りかかります。飼育にはたくさんの機材が必要になるので、必要な物をコンプリートしてくれる飼育セットは初心者にはとても助かります。
もちろんそれぞれの機材には重要な役割があるため、セッティング前にそれぞれの役割を理解しておくことにしました。
飼育ケージ
家に置いてみるとけっこう大きく感じる。
フトアゴヒゲトカゲの家になる飼育ケージ。これがないと始まりません。ハチクラオリジナルの飼育ケージでサイズはW600×H450×D45です。フトアゴヒゲトカゲの成長を考えるとW900のケージの方が理想的だと思うのですが、部屋の広さを考えると我が家ではこのサイズが限界でした。ただ受け入れるローソンとフトアゴのハイブリッドは両種の中間サイズくらいにしか成長しないとの事なので、結果的にちょうど良かったかなと思います。
ハチクラオリジナルケージ以外にも色んなメーカーからケージは出ていますが、どのケージも爬虫類飼育専用なので使い勝手は良さそうです。


バスキングライト

バスキングって何だか響きがカッコいい。
爬虫類初心者の私は初めて耳にするバスキング(basking)と言う言葉ですが、日光浴をして体を温める事をバスキングと言うそうです。このバスキングライトは熱を照射することで太陽の代わりにフトアゴヒゲトカゲの体を温めてくれる頼れる兄貴的なライトなのです。
紫外線ライト

UVケアは不要。
爬虫類の健康にとても大事な紫外線。フトアゴヒゲトカゲは紫外線を浴びる事で新陳代謝を活発化したり体内にビタミンD3を作ったりします。蛍光管タイプや電球タイプのものなど色々な種類がありますが、ハチクラセットにはスパイラルタイプの紫外線ライトがついていました。
紫外線ライト用ソケット

まるで太陽拳。
紫外線ライトをセットしてしようする照明器具です。内側が反射板になっているのでライトの光を効率的に照射してくれます。ハチクラセットに紫外線ライトは一つしか付いていませんでしたが、この機具には3つまで付ける事が出来るようです。

全体保温球

赤い光を放って何だかカッコいい。
ケージ内をオーストラリア出身のフトアゴヒゲトカゲに適した温度に保つための保温球。赤い光を放つタイプの電球なのですが、トカゲには見えない光なので夜中に点灯していても睡眠の妨げにはならず優しく暖かさを保ってくれるまさに爬虫類の母的なランプなのです。

と言う事で現在はポゴナクラブの『ムーンシャワー』という保温球を使用しています。

とても気に入っている保温球なのですが、現在どこの店でも在庫切れ。もしかすると廃盤になってしまったのかもしれません…。
クリップ型ソケット

太陽NEO。
保温球、バスキングライト用のクリップ型ソケットです。このソケットは100Wまでであればどんなライトにも交換出来るので末永くお世話になりそうです。
サーモスタット(タイマー付き)

温度管理人。
ケージ内の温度を自動で管理してくれる優れもの。これがあれば仕事の帰りが遅くなっても安心ですね。むしろこれが無いと我が家ではフトアゴヒゲトカゲを飼う事が出来ません。
温度計

水陸両用。
ケージ内の温度管理に温度計は必須なので、水温気温両方計れる温度計を購入。観賞魚用水温計となっていますが、室温も計れる優れもの。温浴をするときにも重宝しそうです。
ハチクラセットには含まれていませんでした。
暖突(保温器具)

完全にオヤジギャグ。
我が家は冬場あまり暖房を使わないので室温が低く、ケージ内の温度も上がりにくいと思ったので予備保温用にフタに取り付けるタイプのヒーターを購入。
ハチクラセットには含まれていませんでした。

餌入れ・シェルター・流木

ワクワクしてきた。
その他ケージを彩る備品たち。フトアゴヒゲトカゲを飼う上で、ケージ内のレイアウトを考えるのもとても楽しいんです。ここで餌を食べて、食後はここでバスキングして、夜はここで寝る。そんな彼らの姿を想像するとワクワクが止まりません。ちなみに私は流木を選ぶのに一時間かかりました。
バックパネルがガラスのままだと寂しいので、炭化コルクボードというパネルも購入しました。本当は野性感たっぷりのケージレイアウトにしたかったので、コルク樹皮を買いたかったのですが適当なサイズの在庫がなく断念。しかし炭化コルクは脱臭効果もあるようなのでこれはこれでありです。
ハチクラセットには含まれていませんでした。



まとめ
ハチクラセットに加えその他必要な物を買い足し、これで一通り必要な物は揃いました。予想はしていましたがなかなか初期費用がかかります。しかしこれも念願のLovelyフトアゴ生活の事を考えると痛くも痒くもありません。フトアゴヒゲトカゲ初心者の私ですが、機材の役割を理解するとボンヤリと飼育イメージが湧いてきました。
これから飼育をお考えの方はフトアゴヒゲトカゲと暮らす本参考にすると効率的に理解出来るのでオススメです。
さて、次はいよいよ緊張のセッティング編です。すでにワクワクが止まりません。
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