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HOBBYIST GARAGE
爬虫類の木製ケージ製作
フトアゴヒゲトカゲ・リクガメ・レオパなど爬虫類の木製ケージをオーダーメイドで製作しています。生体に優しいSPF材(無垢材)をメインで使用し、ご希望に合わせて塗装や特殊仕様などのカスタムも可能です。
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木製ケージの作り方-集成材を使って複合型爬虫類飼育ケージを自作しよう!

木製ケージの作り方-上級者向け
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我が家には現在フトアゴ×3、トゲオアガマ×2、レオパ×2とたくさんの爬虫類がいますが、そのうち5匹は壁一面に4台分の飼育ケージを一体化させた特大サイズの複合型木製ケージを自作して飼育しています。

作るのは大変でしたが、それぞれバラバラのケージで飼育していた頃より世話もメンテナンスもしやすくなり、素材や色にもこだわって自作したためインテリアとしても良い出来栄えだと思っています!

リビングの飼育ケージ
ウォーキー

楽ちんでカッコイイ!!

一見すると作るのがとても大変なように感じますが、DIYに慣れているあなたならきっと自作することができます!

ギドラ氏

ほんまかいな

そこでこの記事では、現在我が家で爬虫類の飼育に使用している集成材を使った自作木製ケージ(複合型)の作り方をラフ作りから順番にご紹介します。

この記事はこんな人におすすめです
  • 爬虫類用木製ケージを自作したい人
  • 複合型の木製ケージを自作したい人
  • DIY中級者以上の人

集成材を使った自作木製ケージ(複合型)の自作をお考えの方はぜひ最後までご覧ください。

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目次

木製ケージの設計図を作ろう

木製ケージのラフスケッチ

これまで何台も木製ケージを自作してきましたが、自作の強みは何と言っても自分の理想通りの木製ケージを思い通りに作ることができることです。またそれは自作の醍醐味でもあります。

もちろん複雑な仕様の場合は知識や技術も必要にはなりますが、まずは自分の思い描く理想の木製ケージを自由にラフに描き起こすことが重要です。

むしろ理想の木製ケージをイメージすらきていないのに作れるわけがありません。まずはできるできないは考えずに、思い描く最強の木製ケージをラフにしてみましょう。

どんぐり氏

妄想は自由なんよ

ラフができたら今度はそれを設計図に書き起こし具体化していきます。ラフはざっくりでも大丈夫でしたが、設計図で全ては決まるのでしっかりと作り込みます。

設計図をどれだけ細部まで作り込めるかが木製ケージ自作の全てを決めるといっても過言ではありません。

設計図の詳しい作り方は【集成材を使った複合型木製ケージの作り方-設計図編】をご覧ください。

木製ケージの材料を決めよう

フトアゴヒゲトカゲやリクガメなど、爬虫類用木製ケージの自作に最も適している木材は『SPF材』だと考えています。

SPF材のいいところ
  • 保温性・調湿性が優れている
  • 安価で購入できる
  • 軽く柔らかく初心者でもDIYしやすい
  • 無垢材なので生体に優しい など

SPF材にはこのようなメリットが多いその反面、反りやすい・収縮しやすい・割れやすいなどのデメリットもあります。

特に今回のようにテレビなど重いものを置いたりするには強度的に不安が残ります。1×4ではなく2×4を使えば強度も保てそうですが、見た目的にスタイリッシュではないので却下。

またインテリアとしての見た目も重視したいので、塗装後の見栄えが良さそうな『パイン集成材』を材料に使用することにしました。

集成材のなかでもっとも安全性の高いF☆☆☆☆の物を使用しています。

設計図をもとにカット図を作りどれくらいの量の木材が必要かをざっくりと算出したところ、約5000mm×600mmのパイン集成材が4枚と相当な量の木材が必要になりました。

ウォーキー

そりゃそうですよね

今回ホームセンターで『パイン集成材』を購入したのですが、そのままのサイズだとさすがに持ち帰れないので加工室で全てカットしてもらいました。

1カット50円で合計6000円くらいかかりました。厚さは元々家で使っていたテレビボードと同じ厚さの25mmです。

パイン集成材をワトコオイルで塗装

ホームセンターでカットしてもらったパイン集成材

カットした『パイン集成材』を塗装します。選んだ塗料は『ワトコオイル』のダークウォルナットです。

ワトコオイル』は植物性の塗料なので安全性が高く、日本でもDIYによく使用されるとても有名な塗料です。

ただ耐水性・撥水性はないのでケージ内を多湿に保つような場合は【オスモカラー ウッドワックス】がオススメです。

STEP
集成材をサンディング
パイン集成材をサンディング

パイン集成材』にワトコオイルを塗る前にサンドペーパーで表面を整えます。角も鋭利になっているので入念にサンディングします。

大量の木材をサンディングするときは『ハンドサンダー』を使用すると作業がはかどります。

STEP
ワトコオイルをたっぷりと塗る
パイン集成材をワトコオイルで塗装

チャプチャプするくらいたっぷりと『ワトコオイル』を塗ります。

夏場に作業するとすぐに乾いてしまうので日陰での作業がおすすめです。

STEP
ウェットサンディングする

たっぷりと『ワトコオイル』を塗った状態のまま『耐水ペーパー』でウェットサンディングします。

あらかじめサンディングしているのでウェットサンディングは必須ではありませんが、するとしないとで仕上がりが別物になります。

STEP
乾く前にウェスで拭き取る

ウェットサンディングが完了したら乾く前にウェスですぐに拭き取ります。

今回はあまり濃い色に仕上げたくなかったので1度塗りでフィニッシュ。作業スペースがベランダしかなかったので、全て塗り終えるのに1週間かかりました。

ワトコオイル』は完全に乾燥するまでは独特な匂いがするので、屋外で乾燥させるのがオススメです。

屋内で作業する場合はしっかりと換気して下さい。

塗り終わってから2〜3日もすればほぼ完全に乾燥させることができますが、部分的に色味成分が残っていることがあるので最後に固く絞った雑巾などで良く拭き取りました。

ワトコオイルを塗って乾燥させた木材

こんな感じの仕上がりです。

集成材は小さなブロック状の木材を集めて作られているのでブロックごとに色味が変わります。

ウォーキー

良い感じですね〜

木製ケージを組み立てよう

木製ケージを組み立てる

塗装から数日間おき、塗料が完全に乾燥したら木製ケージを組み立てていきます。

設計図通りに組み立てていくだけなので時間はあまりかかりません。ここにきて設計図の正確さが影響してきます。

今回のように壁一面を覆うような大型ケージを作る場合は、下段から順に組み立てて重ねていくととてもスムーズに製作することができます。

製作工程も設計図を作る段階でイメージしておくといいでしょう。

組み立て工程はこちらの【集成材を使った複合型木製ケージの作り方-組み立て編】をご覧ください。

木製ケージをレイアウトしよう

完成した木製ケージ

木製ケージの組み立てが完了したら、紫外線ライトなどの飼育設備や流木などをレイアウトして飼育環境を整えていきます。

パイン集成材を使用した木製ケージは初めてではありますが、基本的なセッティング方法はこれまでと変わりません。

レイアウトが完了して飼育器具の試運転をしてみて、温度環境が適切に整ったらついにフトアゴヒゲトカゲの引っ越しです。

ケージレイアウト工程はこちらの【集成材を使った複合型木製ケージの作り方-レイアウト編】をご覧ください。

木製ケージにフトアゴを引っ越しさせよう

引っ越し後のケージ内

木製ケージが完成し、飼育環境が整ったらフトアゴヒゲトカゲを引っ越しさせます。初めての環境なので最初は挙動不審に徘徊していましたが、しばらくするとバスキングしたり高台に登ってみたりと各々の好きな場所で寛ぎ始めました。

こだわりだった流木と擬岩バックボードも雰囲気にマッチしていて、当初に妄想していた以上の出来栄えだと自負しています(笑)

ギドラ氏

他のフトアゴヒゲトカゲに比べると体が小さいギドラ氏はその分ケージ内を広く使うことができるので、予め巨大な流木の設置を想定してバックボードを作りました。

高台に上るギドラ氏

こちらが正面の高台。元々高台が好きなギドラ氏は新居の高台も気に入ってくれたようで、すぐさま駆け登ります。

そしてその勢いで巨大流木に登り。

流木に登るギドラ氏

このドヤ顔。流木の頂上からはさらに高い高台へ行くことができます。

高台でくつろぐギドラ氏

ギドラ氏は高い場所が好きなのでバスキングに飽きると大体この場所で過ごし、下界の様子を眺めています。

柱につかまるギドラ氏

流木の裏側にはちょっとした小部屋を作ったつもりだったのですが、ギドラ氏には正しい使い方が伝わっていないようです。

ギドラ氏の寝顔

消灯後は隅っこに縮こまって寝ます。側面をガラス張りにしたので寝顔もバッチリ確認できます。

どんぐり氏

バスキングをするどんぐり氏

どんぐり氏は小さい頃からシェルターや流木の上など高い場所が好きなので、高低差のあるバックボードにしました。

シェルター部分

こちらがシェルター部分になります。作ってはみたものの、よほどのことがない限りシェルターに隠れることはありません。サンドマットの長さが足りなかったのでよく見ると変なことになってますが気にしないでください。

高台で寛ぐどんぐり氏

どんぐり氏はバスキングに飽きるとほとんどこの高台で過ごします。フトアゴヒゲトカゲには立体行動できるレイアウトは必要ないと言われていますが、どんぐり氏とギドラ氏の行動を観察していると、高い場所の方がリラックスできる生体がいるのは確かなようです。

高台で就寝するどんぐり氏

日没まで高台で過ごし、消灯するとその場で眠りにつきます。

きなこさん

きなこさんのケージ

きなこさんは高いところよりもシェルターや流木等の物陰に潜むのが好きなので、シェルター部分を多めのバックボードにしてみました。

シェルター部分

体も我が家で一番大きいのでシェルター部分も広くスペースをとりました。

シェルターに隠れるきなこさん

一応高台も用意して立体行動できるようにはしましたが、やはり暗闇の方が好きなようで影に隠れようとします。ただよく観察していると、ただ単に上に登れることに気づいていない感じがします。そういえばこれまでのケージは立体行動できるようなレイアウトではなかったので、何かに登るという発想がないのかもしれません。

高台で就寝するきなこさん

ご覧ください、数日経つと徐々に立体行動をするようになり、今では高台が寝床となっています。ケージを製作する際に高台の上を涼しくなるように設計したので、もしかするとちょうど良い温度なのかもしれませんね。どちらにせよ思った通りバックボードをフル活用して生活してくれているので何だか嬉しいです。

ハテナ

ハテナのケージ

我が家唯一の女子であるハテナはまだ家に来て間も無く性格もよくわからないので、どんぐり氏のケージに近いバックボードにしてみました。

流木に触れるハテナ

ハテナも今まで立体行動できるレイアウトではなかったため何かに登るという発想がないようで、流木にもそっと手を添えるだけ。

上が気になるハテナ

しかし我が家でもトップクラスの好奇心を持つハテナは上の方が気になるようで…。

高台に登るハテナ

しばらくするとちゃっかり登ってました。高いところが気に入ったのか日中バスキングする時以外はほとんど高いところで過ごしています。

高台で寝そべるハテナ

見てくださいこのリラックス具合。ハテナはこの場所がお気に入りで、バスキングと食事の時以外はほとんどここにいます。

高台で就寝するハテナ

消灯後も一番高いところで眠りにつきます。フトアゴ用の枕(アゴ乗せ)をしっかり活用してくれています。

気づいたこと

引越しを終えて数日が経過しましたが、気付いた点が二つありました。

まず、フトアゴヒゲトカゲは高い場所が好きということ。我が家のフトアゴヒゲトカゲたちは100%の確率で高いところで過ごし、高いところで就寝します。

そして、リビング(人間が常にいる場所)で飼育した方が人間に慣れやすいということ。実は今の新居に引っ越す前まで別の部屋で飼育していたきなこさんとハテナはあまり人間に慣れていませんでした。ハンドリングしようとすると少し嫌がるそぶりを見せ、ハテナに関してはアゴを膨らませてプンスカ怒っていました。

これも性格の違いなのかなと思っていたのですが、リビングで飼育するようになってから2匹とも人慣れして今ではハンドリングしても全く抵抗しません。

ハテナに関してはまだ幼かったので反抗期だったのかもしれませんが、きなこさんに関しては飼育環境による影響が確実にあるような気がします。

ウォーキー

フトアゴヒゲトカゲは奥が深い生き物ですね

まとめ

今回はSPF材ではなく集成材という、初心者には扱いの難しい木材を使用してみましたが、理想通りの木製ケージを自作することができました。

当初はテレビボードも一体化させる予定だったのですが、まだ時間がかかりそうなのでこれにて完結とさせていただきます。

DIY初心者の方にはSPF材を使用した木製ケージがおすすめです。この記事を読んで難しそうであればこちらの【木製ケージの作り方-SPF材を使って自作しよう!】をご覧ください。

お知らせ

『HOBBYIST GARAGE』では、木製ケージが欲しいけど作れない方のために木製ケージ製作を承ります。ご興味のある方は下記をご覧ください。

フトアゴヒゲトカゲの木製ケージ
  • 爬虫類を飼いたいけどケージがない…
  • 木製ケージが欲しいけど作れない…
  • 置き場所に合うサイズの飼育ケージがない…
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