前回の投稿からかなり時間が経ってしまいましたが、実は少しずつ着々と進行しているリビングボード製作。前回はラフを元に図面を作成し一気に現実味を帯びてきました。
細かい部分は作りながら決めていくとして、今回はリビングボードの基礎となる木材と塗料を決めて一気に着色まで進行しようと思います。
材料を決めよう
個人的には木製ケージに最も適している木材はSPF材だと思っています。調湿性に優れていて安価で購入できるためDIYにも最適です。その反面、反りやすい・収縮しやすい・割れやすいなどの弱点も多く、今回のようにテレビなど重いものを置いたりするには強度的にも不安が残ります。1×4ではなく2×4を使えば多少強度も保てそうですが、見た目的にスタイリッシュではないので却下。
また今回はインテリアとしての見た目も重視したいので、塗装後の見栄えが良さそうな【パイン集成材】を使用することにしました。
塗料を決めよう
次にリビングボードの色を決めようと思うのですが、僕の中ではすでにダークウォルナットと決まっています。
というのも、以前ご依頼いただいて製作したケージにダークウォルナットで塗装したのですが、これが僕好みの色合いで全てにおいてパーフェクトの仕上がりでした。
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この時はパイン集成材に【ワトコオイル】で塗装しました。
ワトコオイルは植物性の塗料なので安全性が高く、日本でもDIYによく使用されるとても有名な塗料です。ただ耐水性・撥水性はないのでケージ内を多湿に保つような場合は【オスモカラー】がオススメです。
オスモカラーはワトコオイルよりも安全な印象ですが、乾燥後の仕上がり具合は圧倒的にワトコオイルの方が好みなので、今回はワトコオイルを使用する事にしました。
木材を買おう
材料と塗料が決まったところで早速材料を買いに行きます。都内にはいくつか大型のホームセンターがありますが、中でも僕のお気に入りはジョイフル本田です。価格も安く品揃えも豊富でDIYに必要なものはほとんど揃います。
木材に関しては実物を見ながら品定めする必要がありますが、その他の物はオンラインショップでも購入可能です。
カット図を制作してどれくらいの量の木材が必要かをざっくりと算出したところ、約5000mm×600mmのパイン集成材が4枚と相当な量の木材が必要になりました。テレビボード+ケージ4台、そりゃそうですよね。
パイン集成材はそのままのサイズだとさすがに持ち帰れないので、加工室で全てカットしてもらいました。1カット50円で合計6000円くらいかかりました。ちなみに厚さは元々のテレビボードと同じ厚さの25mmです。
ワトコオイルを塗ろう
木材にワトコオイルを塗る前にサンドペーパーで表面を整えます。
角も鋭利になっているので入念にサンディングします。大量の木材をサンディングするときは【ハンドサンダー】を使用すると作業が捗ります。
サンディングが終わったら早速ワトコオイルを塗っていきます。ワトコオイルはオスモカラーに比べて価格は安いのですが、消費量も多くトータルで考えると割高に感じます。
最初はたっぷり目にワトコオイルを塗り、乾く前にウェス等で拭き取ります。色に深みを出したい時は二度塗りした状態でサンディングするとかなり良い色に仕上がります。
今回はあまり濃い色に仕上げたくなかったので1度塗りでフィニッシュ。作業スペースがベランダしかなかったので、全て塗り終えるのに1週間かかりました。
ワトコオイルは完全に乾燥するまでは独特な匂いがするので、屋外で乾燥させるのがオススメです。屋内で作業する場合はしっかりと換気して下さい。
塗り終わってから2〜3日もすればほぼ完全に乾燥させることができますが、部分的に色味成分が残っていることがあるので最後に固く絞った雑巾などで良く拭き取りました。
こんな感じの仕上がりです。集成材は小さなブロック状の木材を集めて作られているのでブロックごとに色味が変わります。うーん、良い感じですね〜。
まとめ
ここまでくればあとは組み立てるだけ!と思いきや、実際にカットした木材を整理してみると結構足りない材料があることが発覚しました。また木材以外の材料もまだ揃っていないので、製作と並行して足りないものも揃えて行こうと思います。
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