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爬虫類の木製ケージ製作
フトアゴヒゲトカゲ・リクガメ・レオパなど爬虫類の木製ケージをオーダーメイドで製作しています。生体に優しいSPF材(無垢材)をメインで使用し、ご希望に合わせて塗装や特殊仕様などのカスタムも可能です。
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擬岩バックボードの作り方-爬虫類の飼育ケージをビバリウム(テラリウム)に!

爬虫類の擬岩バックボード
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フトアゴヒゲトカゲなど爬虫類の飼育ケージ内を自分好みにレイアウトするのは爬虫類飼育の醍醐味です。

飼育者によって飼育ケージのレイアウトは様々ですが、僕は飼育ケージのなかに生体の生息環境を再現したレイアウト、いわゆる『ビバリウム(テラリウム)』が好みです。

さて、爬虫類の飼育ケージで『ビバリウム(テラリウム)』を作るときに欠かせないアイテムが『擬岩バックボードです。

『擬岩バックボード』とはその名の通り岩を模したバックボードなのですが、これがあるのとないのとでは飼育ケージ内の雰囲気が全く変わります。

しかし、自分好みの『擬岩バックボード』は市販されていません。

ウォーキー

欲しいものがないなら、作ればいい!

ということで初めて作った擬岩バックボードがこちら。

初めて作った擬岩バックボード。

初めて作ったにしてはなかなかのでき栄えですが、我が家のフトアゴヒゲトカゲたちの木製ケージのアップグレードに合わせて『擬岩バックボード』も作り直すことにしました。

この記事では爬虫類飼育ケージに設置する『擬岩バックボード』の作り方をご紹介します。

この記事はこんな人におすすめです
  • 擬岩バックボードを作りたい人
  • 爬虫類の飼育ケージをビバリウム(テラリウム)にしたい人
  • 擬岩の作り方を知りたい人

爬虫類の飼育ケージやビバリウムに『擬岩バックボード』の自作したいはぜひ最後までご覧ください。

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目次

擬岩バックボードの材料

『擬岩バックボード』を自作する方法は色々ありますが、僕の場合は『スタイロフォーム』と『造形用モルタル』を使って作ります。

擬岩バックボードの材料
  • ギルトセメント(造形用モルタル)
  • カチオン系モルタル(下塗り用モルタル)
  • スタイロフォーム(20mm)
  • シリコンシーラント
  • シーラー(塗装用)
  • テクアートカラー

特に塗料とシーラーに関しては生体と接することもあり、安全性の高いもの(F☆☆☆☆)を選定しました。

擬岩バックボードの自作手順

STEP
スタイロフォームでベースを作る

スタイロフォーム 』で『擬岩バックボード』のベースを作ります。

ベースを『スタイロフォーム 』にすることで軽量化することができるのと、もともとが保温材なのでガラスケージで使用すると冬の保温効果にも期待できます。

ケージサイズに合わせてカットしたスタイロフォーム

まずケージの内寸を測り10mm(左右5mmずつ)ほど短めにカッターでカット。モルタルを塗ると厚みが出るので余裕を持たせておく必要があります。

次に高台や岩肌の凹凸を作っていくのですが、細かい作業になるので『スチロールカッター』を使ってカットします。

20mmの『スタイロフォーム 』を使用するため電池式だとパワー不足でスムーズに切れないのでAC電源タイプの『スチロールカッター』がおすすめです。

バックボードのベース

接着には『シリコンシーラント』を使います。

今回は計4台の擬岩バックボードを作るのですが、ギドラ氏のケージには巨大流木も設置する予定なので流木を合わせながらベースを作っていきます。

設置する流木を当てながら作る

高台や岩の凹凸の場所にマジックでマークすると作りやすくなります。

岩肌の凹凸を再現

凹凸を作りたい部分もこのように『スタイロフォーム 』でベースから隆起させます。『スチロールカッター』を使えばこのような細かいカットも簡単です。

ベースができたら実際に木製ケージに仮設置してみます。

その他の『擬岩バックボード』もそれぞれのフトアゴヒゲトカゲの性格に合わせて形状を変えました。

フトアゴヒゲトカゲは高い場所が好きなので高台は二段作り、下段はシェルターとしても使えるようにレイアウトしました。

擬岩バックボードのベース
擬岩バックボードのベース

気になる部分はこの段階で微調整し、『シリコンシーラント』が乾燥するまで放置します。

STEP
下地用モルタルを塗る

まず『カチオン系モルタル』を下地としてスタイロフォームに塗ります。

カチオン系モルタルを塗る
秘技・手塗り

広い面はコテを使うと早いですが、高台の部分などは塗る面が狭く非常に塗りにくいので、手で直接塗りたくっていきます。

かなり原始的な光景ですが、これまで何台もバックボードを製作してきた経験上、この方法がもっとも効率よくモルタルを塗ることができると断言できます。

手袋をしないと手が大変なことになるので要注意!

カチオン系モルタルを塗り終わったスタイロフォーム

完全に隙間なく塗る必要はありませんが、造形用のモルタルが定着しにくそうな部分にはしっかりと塗ります。

全体的に塗り終えたら完全に乾燥するまで放置します。

アクアリウムで使う場合

もしアクアリウムなど水中で使用する場合はアク抜きをする必要があります。水中に数日間沈めてアク抜きする方法もありますが、コンクリート用の『アク抜き液』を使用するのが手っ取り早くておすすめです。

STEP
造形用モルタル「ギルトセメント」で造形
ギルトセメントを塗る

次に『造形用モルタル』を塗っていきます。ここでもやはり秘技・手塗りによって塗っていきます。

最初は細かな部分を気にせず大雑把に塗る感じで塗っていきます。

擬岩バックボードはいかに自然の岩肌に近い造形ができるかがポイントになってきますが、コテよりも手塗りのほうが細かい造形も可能なのでより、リアルな擬岩を作ることができます。

造形用モルタルは水で混ぜるだけですぐに使えるのでオススメです。

ギルトセメントを塗る2

シェルターの裏側になる部分は塗りにくい部分なのですが、下地に塗ったカチオン系モルタルのおかげでかなり定着してくれます。

造形用モルタルのディテールの作り込み

全体的にギルトセメントを塗り終えたらテクスチャを作り込んでいきます。リアルな岩肌を再現する方法は色々ありますが、今回は『金たわし』を使いました。

造形モルタルのテクスチャを金たわしで作り込む

特に難しいことはしません、ただただ金たわしでポンポンするだけです。たったこれだけでもリアルな岩肌を再現することができます。

あとはカッターで亀裂を入れたり部分的に凹凸を足したりして理想の岩肌に造形していきます。

造形が完了したギルトセメント

凝り始めるとどれだけ時間があっても足りず、今回は4台同時製作なので丸一日かかってしまいました。

納得いくまで作り込めたらまたまた数日間放置して乾燥を待ちます。

STEP
シーラーを塗る
塗装用シーラー

ギルトセメントを放置して数日後、完全に乾燥したら着色の準備に入ります。塗料を定着させるために『シーラー』を塗ります。

塗装用シーラーを塗る

擬岩は凹凸を激しめにしたのでかなり塗りにくいですが隅から隅までしっかりと塗っていきます。

凹凸が激しい部分に塗るときは刷毛の先で軽く叩くように塗っていくと凹凸の奥までシーラーを塗ることができます。塗り終えたら2〜3時間ほど乾燥させます。

STEP
着色
テクアートカラー

シーラーが乾いたら着色に突入です。塗料には『テクアートカラー』という水族館や動物園、テーマパークなどの擬岩でも使われている塗料を使用しました。

灰色系の擬岩もリアルで良いのですが、4台並ぶと部屋が暗くなると思い今回は4台とも白系の擬岩に統一することにしました。

濃い部分を塗る

まずは一番暗い色を調色して影になりそうな部分に塗っていきます。上から明るい色を重ねていくので最終的にあまり残りませんが、この工程があるのと無いのとでは仕上がりが全く違ってきます。

中間色を塗る

次に中間色(薄いベージュ)を全体的に塗っていきます。先ほど塗った濃い色が乾く前に上から塗ることでいい感じに混ざり合ってくれます。

エイジング塗装

中間色を全体的に塗り終えたらエイジングに入ります。思い描く完成図に近づくように色を重ねていきます。

エイジング塗装2

僕の場合は一度汚した上からハイライトになる部分にホワイトを塗り、また汚してはホワイトを重ねていくという工程を繰り返します。そうするとかなり奥行きのある塗装に仕上がります。

ハイライトで仕上げ塗装

仕上げにハイライトになる部分にホワイトを塗ります。明るめのバックボードにしたいのでやや多めにハイライトを入れました。

塗料は乾燥前と乾燥後でも雰囲気がガラッと変わるので、一晩乾燥させてみてイメージ通りに仕上がっていたら完成です。

擬岩バックボード完成
モルタル擬岩のディテール
モルタル擬岩のディテール2
モルタル擬岩のディテール3
STEP
レイアウトして完成
木製ケージに擬岩バックボードを設置

『擬岩バックボード』が完全に乾燥するまで数日間おき、木製ケージに設置して完成です。

思った通りギドラ氏は早々に高台でくつろぎ始めました(笑)

まとめ

『擬岩バックボード』の自作は正直かなり労力のかかる作業ではありますが、愛するフトアゴヒゲトカゲたちが快適なケージライフを送れると思うと苦ではありません。

ケージの広さに余裕がある方はこの記事を参考にぜひ『擬岩バックボード作り』に挑戦してみてください。

フトアゴヒゲトカゲの木製ケージ
  • 爬虫類を飼いたいけどケージがない…
  • 木製ケージが欲しいけど作れない…
  • 置き場所に合うサイズの飼育ケージがない…
爬虫類飼うなら、木製ケージがオススメです!
爬虫類の擬岩バックボード

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