金魚のアクアリウムに設置する流木を山奥へ拾いに行き、丁寧に下処理した後に水槽に入れようと思った矢先に流木が沈まない事件が発生しました。
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このままでは苦労が水の泡となってしまうので、流木が水槽に沈む方法を探すことにしました。
流木が沈まない理由
物事を解決するときはまずは原因を知ることが大事ということで、流木が沈まない理由について調べてみところ、流木に含まれる空気が原因のようです。では一体どうすればこの空気を抜く事ができるのでしょうか?
流木の空気を抜く方法(沈水処理)
穴を開ける
流木に穴を開ける事で中の空気を抜きやすくします。流木を設置する角度を想定しながら目立たない部分へインパクトドライバーで穴を開けていきます。
もちろんこのままではまだ沈まないのでさらに沈水処理をしていきます。
鍋で煮沸
下処理の工程で散々鍋で煮沸しましたが、再び煮沸します。

悪魔の儀式ではありません。
煮沸する事で流木内の空気が抜け逆に水分を浸透させていきます。とりあえず沸騰してから1時間程度煮沸しました。
温度が高温になっているときは流木の組織が膨張していて、温度が下がると組織が収縮します。この収縮時により多くの水を吸収するためお湯が冷めるまでそのまま放置しておきました。
さらに水に浸けて放置する
煮沸の段階で沈んでくれると思ったのですが、まだ沈んでくれません。ただ、最初に比べるとかなり沈んでくれそうな雰囲気を漂わせてきました。
そこでさらに水に浸けたまましばらく放置してみます。まだ流木単体では沈まないので石を重しに使って完全に水に浸けた状態にし、そのまま1週間放置した結果。

沈む気配なし。
たくさん穴を開ける
工程①では目立たない場所を中心に穴を開けましたが、もう体裁を気にしている場合ではありません。
貫通している穴はさらに大きく拡張し、無数の穴を開けてやりました。これはこれでアドベンチャー感があって良いですね。
忘れるほど水に浸けて放置する
無数の穴を開けてさらに1週間ほど水に浸けたまま放置してみましたが、全く沈む気配がありません。そっちがその気ならとことんやってやろうと言う事で存在を忘れるほど放置してみました。
そして一ヶ月後。

ついに沈む。
まとめ
結局この流木が完全に水に沈むようになるには一ヶ月以上かかりました。流木の種類によってはもっと早く沈むようになる物もあるようですが、まさかここまで時間がかかるとは…。
さて、上の写真を見て何かお気づきかもしれませんが、実はこの二ヶ月の間に金魚水槽に異変が生じ、現在この水槽に金魚はおらずタニさんとエビ一家の帝国になっています。

金魚水槽を牛耳るタニさんとその卵とエビ一家。
いったいこの金魚水槽に何が起こったのか…!?