フトアゴ飼育者さんのTwitterやInstagramで良く目にする「月夜野ファーム」と言う名前。月夜野ファームのコオロギは非常に評判が良く、皆さん揃って絶賛しています。
普段僕は爬虫類ショップで購入しているのですが、同じコオロギで何がそんなに違うのかをこの目で確かめようと実際にヨーロッパイエコオロギを購入してみました。
月夜野ファームのコオロギの特徴
栄養満点
月夜野ファームのコオロギは綺麗な水と綺麗な空気、そして栄養満点の専用飼料で飼育され、従来のコオロギに不足がちな脂質・カルシウム・ミネラル分が増量・強化されています。
コオロギの栄養価はそのまま爬虫類に影響するためとても重要なポイントです。
イエコとフタホシを販売
月夜野ファームではヨーロッパイエコオロギとフタホシコオロギの二種が販売されています。フタホシの方は1令からLサイズまで幅広いサイズの取り扱いも嬉しいですね。また乾燥コオロギ・冷凍コオロギも販売されているので用途に応じて使い分けが可能です。
売り切れが多い
コオロギは通年販売されていますが、売り切れになることありここぞという時に買えないことも多々あります。
価格
フタホシL(100g/150匹前後) | ¥1,830(税別) |
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フタホシM(100g/220匹前後) | ¥1,830(税別) |
フタホシS(30g/165匹前後) | ¥1,170(税別) |
イエコM(100g/250匹前後) | ¥1,830(税別) |
イエコS(100g/550匹前後) | ¥2,800(税別) |
価格の一部を抜粋しました。ショップによって価格は変わると思いますが、僕がよく行く爬虫類ショップではMサイズ100匹で1000円なので、送料を含めると変わらないかやや高い印象です。
レビュー
とにかく元気
こんな感じの紙袋で送られてくるのですが、この袋からいつも通りにコオロギをケースに移す際、5匹以上のコオロギが飛び跳ねて脱走しました。ケースに移し替えてからもケース内からジャンプして脱走。今まではこんな事は無かったので正直驚きました。
行動範囲が広い
フトアゴヒゲトカゲにコオロギを与える時に、食べ損なったコオロギが逃げてしまい部屋のどこかへ逃走してしまう事が多々あります。おかげで我が家には常に数匹のコオロギが放し飼い状態なのですが、トイレの隅っこや洗濯機置き場の隅っこなど大体コオロギが行き着くところは決まっています。
しかし月夜野ファームのコオロギは違いました。逃げたコオロギが全て壁をよじ登って発見されたのです。
一時的にリビングの壁の至る所にコオロギがいるという、虫嫌いの方には悪夢のような光景が繰り広げられましたが、逃げたコオロギをすぐに捕獲する事が出来ました。これは今までのコオロギには全く見られなかった事で、これまた驚きを隠せません。
食欲がありすぎる
月夜野ファームのコオロギに小松菜を与えてみたところ、10分も経たずに穴空きになりました。ただ、ここまではいつものコオロギも一緒です。ここからが月夜野ファームのコオロギの凄いところ。さらに30分後。
茎を少し残していますが、30分足らずでほぼ食べ尽くしてしまいました。コオロギの数も小松菜の量も今までと同じなのにここまで食い尽くされるのは初めてです。
すごいのはコオロギだけではない
せっかくなので今回コオロギと一緒にコオロギの餌も試しに購入してみました。
コオロギフード
コオロギの凄さにも驚きましたが、月夜野ファームのコオロギフードにも驚きました。写真をご覧の通り、一瞬でコオロギたちが群がり一瞬で食い尽くします。与えれば与えるだけ食べるんじゃないかと思うくらいの食いつきでした。
KUWASUI
天然の桑の葉粉末をゼリー状にした物で、コオロギに必要な水分とミネラル等栄養分の補給を同時に行える商品です。毎回必要な分だけ絞り出して使用します。
こちらはコオロギフードほどのインパクトはなく、そこそこの食いつきでした。
まとめ
とにかく月夜野ファームの評判通りの凄さを実感する事が出来ました。その後、一週間くらい経ちますが一匹も落ちる事無く元気一杯です。
環境・餌・育て方などを研究し尽くしているからこそこんなに元気なコオロギに育つのだと思います。僕もコオロギ繁殖の研究をしているので、目指すコオロギの参考になりました。
またコオロギフードも凄いのですが、あまりにもすぐ食べ尽くしてしまうのでコスパはあまり良くない印象です。
現在は一時期に比べると月夜野ファームの在庫も安定しているみたいなので、ぜひ一度月夜野ファームのコオロギの凄さを体験してみて下さい。
※サイトに飛ぶといきなりコミカルなBGMがそこそこの音量で流れ始めるので要注意です(笑)