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爬虫類の木製ケージ製作
フトアゴヒゲトカゲ・リクガメ・レオパなど爬虫類の木製ケージをオーダーメイドで製作しています。生体に優しいSPF材(無垢材)をメインで使用し、ご希望に合わせて塗装や特殊仕様などのカスタムも可能です。

スドー ソラーレUV70(メタハラ)を使ってみた

ソラーレUV70のパッケージ

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[st-cmemo fontawesome=”fa-exclamation-circle” iconcolor=”#ef5350″ bgcolor=”#ffebee” color=”#000000″ bordercolor=”” borderwidth=”” iconsize=””]ソラーレUV70の本体は現在生産終了しています。[/st-cmemo]

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爬虫類の飼育に必要な紫外線ライトには様々な種類があります。その中でも特に強い紫外線を照射できると言われているのがメタハラ(メタルハライドランプ)です。

我が家では現在ソラーレUVというメタハラを使用中ですが、通常の紫外線ライトに比べても別次元のライトだと断言できます。

そこで今回はソラーレUVの特徴や設置方法、実際にフトアゴヒゲトカゲに使ってみた感想・レビュー・評価、生体の反応などをお届けします。

目次

なぜ爬虫類に紫外線が必要なのか?

僕たち人間に限らずフトアゴヒゲトカゲ等の爬虫類の骨格もカルシウムによって構成されていて、カルシウムが不足すると爬虫類はクル病(代謝性骨疾患)という恐ろしい病気になってしまいます。

人間と同じく爬虫類にとってもカルシウムは重要な栄養素んです。

しかしカルシウムはただ大量に摂取するだけでは体内に吸収されません。カルシウムを体内に吸収するにはビタミンD3が必要になってきます。

このビタミンD3は食べ物から摂ることも出来ますが、紫外線を浴びることで体内に効率よく生成できます。

つまり、紫外線を浴びる事で体内に生成されたビタミンD3がカルシウムを体内に吸収してくれるという仕組みになっているんですね。

爬虫類に必要な紫外線の種類

爬虫類に必要な紫外線には、UVBUVAの二種類があります。

UVBはカルシウムを吸収するために必要なビタミンD3を体内に生成する紫外線です。UVAは食欲を増進させたり新陳代謝を促進させる効果があります。

例えば野生のフトアゴヒゲトカゲは常に日光が降り注ぐため自然と健康を維持することが出来ます。

しかし室内の飼育環境下のフトアゴヒゲトカゲはそうもいきません。そこでケージ内にメタハラなどの紫外線を照射できる紫外線ライトを設置して人工的に太陽を作り出す必要があるのです。

[st-cmemo fontawesome=”fa-exclamation-circle” iconcolor=”#ef5350″ bgcolor=”#ffebee” color=”#000000″ bordercolor=”” borderwidth=”” iconsize=””]UVAはガラスを透過しますがUVBはガラスを透過しないため、ガラス越しの日光浴ではビタミンD3を生成することはできません。[/st-cmemo]

ソラーレ UV70を選んだ理由

安心の国産メーカー

株式会社スドーと言うメーカーが製造・販売していて、ハープクラフトと言うブランドの商品にあたります。爬虫類飼育の歴史が長い海外製の商品の経験や実績も信頼できますが、国産品というのも安心感があります。

有用紫外線を照射

前述した爬虫類に欠かせない二種類の紫外線・UVBUVAを照射します。また生物に危険とされているUVCは照射されません。

ホットスポットを作れる

通常の紫外線ランプは熱を放射しないため、別途バスキングライトを設置してホットスポットを作る必要があります。

しかしソラーレ UV70はバスキングライトの役割も果たし、たった一台で小さな太陽を作り出す事が出来ます。

交換球が比較的安価

メタハラの中では安い方だと言っても、定価¥48,500(小売店だと¥30,000前後)と他の紫外線ライトに比べるとかなり高価な商品です。

しかしこの値段は初期にかかる費用で、一度買ってしまえばあとは交換球を適当なタイミングで買い替えるだけになります。

その交換球の値段も定価¥7,300(小売店だと¥5,000前後)と比較的安価で購入できます。

色温度6000K

この数値は昼頃の太陽光と同じ色温度とされています。もちろん本物の太陽には及びませんが、飼育環境下において人工的に太陽光を演出する事が出来ます。

思ったより電気代が安い

その性能や安定器の存在などから、他の紫外線ライトに比べて電気代が高いのではないかと思っていました。そこで直接製造メーカーである株式会社スドーに問い合わせたところ、一時間で消費する電気代が1.8円、一日10時間照射したとしても一日18円、月間でも540円と想定外の安さでした。

設置方法

ソラーレUV70のセット内容

新しい設備を導入する時はいつもこのパッケージの開梱作業が一番テンションが上がりますね。

パッケージを開けると、専用ソケット・交換球・安定器が入っています。

ソラーレUV70のソケット

手に取るとこのくらいのサイズ感です。ライトドームに比べるとスタイリッシュですが、それでもかなりの存在感です。

ソラーレUV70のクリップ

ソケットにはクリップがついているので設置場所の幅は広がりますが、本体の大きさから考えて通常サイズのケージ内に設置するのは不可能です。

ソラーレUV70の交換球

交換球を取り付けてみました。体育館でよく見る照明に似ています。というか体育館で使用されているのもメタハラだったような気がします。

ソラーレUV70の安定器

安定器は比較的コンパクトなのでケージ下のラックに設置する事が出来ました。起動中も特に音が気になる事はありませんでした。

生体との距離は40cm以上離して設置

ソラーレUV70を設置する

ケージの上に設置します。説明書によると生体から40cm以上離すように書かれていたので、100均で買って来たカゴを加工して台座に使いました。ちなみに今までの紫外線ランプに比べるとかなり紫外線が強いため照射時間は8:00〜16:00の8時間に設定しています。

使ってみた感想

色温度6000kの実力はすごい

ソラーレとパワーサンの比較

左がソラーレUV70、右がパワーサンUV100を設置しているケージです。

写真で見ても色の違いが一目瞭然なのですが、実際に見るとかなり明るさに差があります。

十分な紫外線

ソラーレUV70のの紫外線量

ライトからバスキングスポットまでの距離45cmでもかなりの紫外線が照射されている事がわかります。

今まで使っていた紫外線ランプとは比べ物ではなく、パワーサンと比べても圧倒的な違いです。

[st-kaiwa1]さすがメタハラ![/st-kaiwa1]

温度が上がりにくい

生体までの距離を40cm以上離す必要があるので、環境によってはバスキングスポットの温度を十分に上げることができないかもしれません。我が家の場合は溶岩プレートを置くことで温度を上げることができましたが、気温が下がる冬場は何かしら工夫が必要になるでしょう。

生体(フトアゴヒゲトカゲ)の反応

ソラーレUV70を浴びるどんぐり氏

筋トレ中?

設置当日は引っ越しの影響もあってかバスキングスポットに寄り付きませんでしたが、翌日からは一日中バスキングスポットに入り浸り状態です。

その効果は隣のケージにも影響し。。。

隣の紫外線を浴びたがるギドラ氏

隣から。

隣を覗き込むギドラ氏

メタハラを。

隣のメタハラが気になるギドラ氏

羨ましがる。

金網によじ登ってこっちを見るギドラ氏

ギドラ氏。

まとめ

率直な感想としては、ソラーレを導入して大正解だったと思います。フトアゴたちの発色も抜群で食欲も旺盛です。結果的に我が家では4台のソラーレを使用しています。

しかし残念ながら2016年にソラーレUV70の生産終了が決まりました。メーカーに確認したところ交換球の生産は継続するとのことなので僕のようなヘビーユーザーも安心です。すでにメーカーには在庫がなく店頭と問屋にある分で最後とのことなので、気になる方は早めの確保をおすすめします。

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ソラーレUV70のパッケージ

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