フトアゴヒゲトカゲ用自作木製ケージの作り方

フトアゴヒゲトカゲの飼育に必要となる爬虫類用飼育ケージ。私が最初に購入したのはギドラ氏のお迎え用に準備した横幅600×高さ450×奥行き450のガラスケージでした。

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当初はケージが大きすぎると生活の邪魔になるかなぁ…と考えてこのサイズにしたのですが、飼育しているうちに、邪魔になってでもギドラ氏にもっとのびのびと生活して欲しいと思うようになり、ギドラ氏の引っ越しさせてあげようと決意しました。

そしてどうせ引っ越すなら、愛情のこもった木製ケージを自作してギドラ氏を喜ばせてあげたい!そんな思いから、フトアゴヒゲトカゲ用木製ケージの自作に挑戦することにしました。

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木製ケージを自作するメリット

広いガラスケージを購入してしまえば手っ取り早く引っ越しさせることができますが、木製ケージを自作することで様々なメリットを得ることができます。

[box05 title=”主なメリット”]
  • ガラスに比べて保温力が高い
  • ガラスより圧倒的に軽い
  • 自由自在に設計できる
  • ガラスケージより安く作れる
[/box05]

特に、木材特有の熱伝導率の低さがもたらす保温力の高さは晩秋〜春先までの寒い期間にかなりの効果を発揮してくれます。

図面を作ろう

木製ケージを作る前に図面(設計図)を作ります。まずはどんなケージを作りたいかこだわりのポイントをリストアップします。出来る出来ないは別にして、理想の木製ケージをセルフイメージすることが重要です。

[box05 title=”こだわりのポイント”]
  • 見た目をスタイリッシュにしたい
  • 通気性の確保と温度調整機能をつけたい
  • フロント面のガラス面を出来る限り広くしたい
  • 保温機具設置用パーツを完備したい
  • ケーブル類をまとめてすっきりさせたい
  • 天井は開閉式にしたい
  • ケージ専用台もついでに作りたい
[/box05]

理想の木製ケージの完成像をイメージできたら、図面(設計図)に落とし込んでいきます。私の場合はまずは手書きでラフを書いてから、Adobeのイラストレーターというソフトで作成しました。

材料を揃えよう

次に木製ケージに必要な材料を揃えます。今回は全てホームセンターで買えるものだけで作ろうと思います。

[box05 title=”必要な材料”]
  • SPF材

  • OSB合板

  • アルミ平板

  • 金網

  • 曲板

  • 補助金具

  • L型フック

  • 蝶番

  • 掛金

  • 引き戸ガラス

  • ガラスレール
[/box05]

材料の中でも木製ケージのベースとなる木材選びは重要なポイントです。ホームセンターに行くと様々な木材があり悩みどころですが、集成材や合板と違い接着剤が使われていないSPF材が一番おすすめです。

ホームセンターでは購入した木材をカットしてもらうことも可能です。自分でカットするのが苦手な人は図面を持ち込んでカットしてもらうと時間が大幅に短縮されます。

道具を揃えよう

材料が揃ったら木製ケージの製作に必要な材料を揃えます。しかしこれが意外と大変で、一通り揃えようと思うと結構な金額になってしまいます。

インパクトドライバーなど高額な工具はホームセンターでレンタルすることもできますが、今後もDIYをすることありそうならこの機会に購入するのも良いかもしれません。

https://matchthebait.com/diy-tool

木製ケージ自作の手順

サンドペーパーでSPF材を磨く

SPF材をサンドペーパーで磨く

木材を使ったDIYではお決まりの作業であり、私が一番嫌いな作業でもあります。必須作業というわけでもありませんが、表面の汚れを落とせるだけではなく仕上がりが断然美しくなるのでおすすめです。

私の場合は番手の違う3種類のサンドペーパーで順に磨いています。

[box05 title=”サンドペーパーのかけ方”]
  1. #120番~#240 中目(ちゅうめ)でバリや汚れを落とす
  2. #280~#400 細目(さいめ)で下地を作る
  3. #400~#800 極細目(ごくさいめ)で仕上げる
[/box05]

サンドペーパーは耐水ペーパーが強度がありおすすめです。

ケージ台を作る

DIYに使うインパクトドライバー

まずはケージ台から作っていきます。基本的には図面通りに組めば完成するはずなので自分を信じて突き進むのみ!

組み立てにはインパクトドライバーを使用します。電動ドリルでも構いませんが、インパクトドライバーの方が作業効率が上がります。

初心者におすすめなインパクトドライバーが「リョービ(RYOBI) インパクトドライバ CID-1100F」です。DIYに十分なパワーがあり低価格なのでDIY入門にお勧めですが、コードが短いので延長コードがあった方が作業しやすいです。

現在私がメインで使用しているのが日立のFWH14DGL(2LEGK)もDIY向けのモデルなのでDIY初心者〜中級者まで幅広くオススメできるインパクトドライバーです。

スリムビス

SPF材は柔らかく割れやすい木材なのでスリムビス(スリムねじ)を使用します。強度は低いのですがスリムな分、SPF材が割れにくく初心者にもおすすめです。それでもいきなりビスを打つとSPF材が割れてしまう恐れがあるので必ず下穴を開けます。

下穴を開けたspf材

下穴の場所は特に決まりはありませんが、そんなに重量があるわけでもないので両端と中央をとめておけば問題はないでしょう。

ケージ台の足

全ての土台となる脚はとても重要。しっかりと水平が保てるように慎重に作業を進めます。また角が90度になっているかもケージ全体の歪みに関わる重要なポイントです。

ケージ台の枠組

次に脚同士を横桟で組んでいきます。この時も水平に気をつけながら慎重に。

完成したケージ台

最後にケージ台の天面のSPF材をビス打ちして完成です。図面を作る際にビス打ちのポイントも決めておくともっとスムーズだったかなと思います。

ケージ正面を組む

木製自作ケージの前面フレーム

ケージ本体の製作に入ります。ケージの正面、ガラスの引き戸を取り付ける部分になります。こうして見ると思ったより間口が広く感じますね。

ここで気をつけたいのはしっかりと四角に直角を出すこと。ここが歪んでしまうとガラスを設置した時に隙間ができてしまいます。スコヤを使うと正確な90度を確認しながら作業できます。

ケージ側面を組む

自作ケージの側面

ケージ側面を組んでいきます。通気口の金網は左右をSPF材で、上下はアルミの平板で挟みます。

自作ケージサイドのアルミ平板

アルミの平板はインパクトドライバーで穴を開けてからビスでとめます。ここで図面に不備がある事に気付きました。内側を見てみるとパーツが足りません…。

自作中の木製ケージの内側

この部分は余ったSPF材をカットして埋めることにしました。

床面を組む

自作ケージの床にOSB材を使う

ケージ台の上に床面に使用するOSB材を設置し、側面と裏面の一番下になるSPF材をビスで固定します。この段階からケージ台の上で作業すると効率よく組み立てが可能な上に腰が楽で助かります。

上から見た自作中の木製ケージ

そして正面のフレームも固定します。どうでしょう、それらしくなってきました。次に裏面の残りのSPF材を組んでいきます。

背面のSPF材

安価なSPF材だと幅にばらつきがあり、想定外の隙間ができてしまいました。ケージ内にバックボードを設置する予定なので正面からだと気にならないのですが、何となく嫌な感じです。

天面を組む

天井面の作成

ケージの蓋になる部分です。この上に金網を乗せて木枠で挟む作戦です。まずは金網が落ちないように支えとなる柱を取り付けます。この柱を使って暖突や保温球を設置する予定です。

蓋用のSPF材にボルト穴を開ける

柱にボルトを通す穴を開けました。この穴を使って暖突用の金具を設置します。

木製ケージの蓋

次に蓋のサイズに合わせて金網をカットします。切り口が危険なので要注意です。

木製ケージの網蓋

枠で金網を挟んでビスでとめていきます。金網を引っ張りながら打つ必要があるので少しコツがいります。

自作ケージの蓋を作る

先ほど開けた穴にボルトを通して金網を固定すると弛まずに綺麗に金網を張れます。

暖突を取り付ける金具

暖突設置用金具を取り付けます。暖突は直接固定するのではなくスライドして差し込めるようにしました。

木製ケージの蝶番

最後に蝶番で本体と蓋を固定します。蓋が大きいので蝶番も大きめのサイズにして耐久度を重視しました。

配線用の穴を開ける

ホールソーで穴を開ける

本来なら本体を組む前に開けるべきでしたが忘れてました…。30mmのビットが配線孔にはちょうど良いサイズです。

ガラス引き戸を取り付ける

アルミのガラスレールをカットする

まずはガラスレールを取り付けます。今回アルミのレールを使用したので糸のこぎりの金属用の刃で必要サイズにカットします。

多用途ボンド

カットできたら多用途で使用できる強力ボンドで接着します。ボンドは付けすぎるとはみ出るので気持ち少ないなと思うくらいがちょうどいいです。

ガラスレールをセメダインで取り付ける

5分もすれば固定され、一日置けば乾燥します。乾燥すると透明になるのでハミ出していてもあまり気になりませんが、カッターで簡単に取り除くことができます。

オーダーガラス

オーダーメイドしたガラスを取り付けます。3mmと決して厚くないガラスなので割らないように気をつけながら設置します。

オーダーガラス引き戸

見た目は良い仕上がりですが、ややレールの滑りが悪いので対策を考えようと思います。

仕上げ作業

滑り効果・傷防止シート
引きずっても大丈夫。

設置場所がリビングのカウンターの下で、何かをする度にケージ台ごと引っ張り出す必要があるので、フローリングを傷つけないように傷防止シートを貼りました。このシートを貼れば傷を気にせず引っ張り出す事が出来ます。

ケージとケージ台を固定する金具

ズレ防止と耐震のためにケージとケージ台も固定しました。

ケージの高さを調整

木材の歪みからケージが歪んでしまいました。このままではガタついてしまうので滑り止めのゴムで調整します。

水平器

最後に水平器で傾きを確認して問題なければ完成です。

木製自作ケージ(初号機)完成

完成した木製自作ケージ
処女作にしてはなかなかの出来映え。
木製自作ケージの窓
広めの通気窓もスタイリッシュに。
配線を通す穴
配線用の穴は左右に開けました。
L字フック
サーモスタットをここに引っ掛けます。
アルミガラスレール
ガラスに取っ手がなく開けにくいのでこちらも対策を考えます。
暖突と保温球
暖突と保温球を設置してみました。
完成した木製自作ケージ
まだバックボードがありませんがレイアウトするとこんな感じです。
完成した木製ケージの壁を確認するギドラ氏
仕上がりを確認するギドラ氏。
完成した木製ケージを確認するギドラ氏
外の様子も確認するギドラ氏。

まとめ

初めてのケージ作りにしてはなかなか良い物が出来たと思います。このケージはギドラ氏用に作ったのですが、最近どんぐり氏の成長スピードが物凄いので近日中にさらに改善したケージを作ろうと思います。実はこのケージ用に擬岩バックボードも自作予定なので、こちらもまたブログでアップしようと思います。

木製自作ケージの設計図
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>爬虫類用木製ケージ製作します

爬虫類用木製ケージ製作します

フトアゴヒゲトカゲなどの爬虫類用の木製ケージを製作します。

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