フトアゴヒゲトカゲに適したバスキングストーン
フトアゴヒゲトカゲなどの爬虫類にとって『バスキングスポット』は欠かす事が出来ない重要な場所である事がわかりました。
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今回はそのバスキングスポットを作る要素の一つである『バスキングストーン』について書こうと思います。
バスキングストーンとは?
バスキングライトの下に設置する石の事を『バスキングストーン』、又は『ウォームストーン』と呼びます。
バスキングライトの直下に設置する事で熱を吸収し、バスキングしている生体をお腹側から暖める事が出来ます。
バスキングストーンに求めるポイント
僕はバスキングストーンを選ぶ際、次の四つの条件をクリアしているかを確認します。
- 熱を吸収しやすく保温力がある
- 平置きした時にぐらつかず安定している
- 生体がお腹を暖めやすい形状
- 生体にマッチするビジュアル
①〜③までをクリアしていれば流木やシェルターなど、石以外のものでも構いませんが、僕は④を重視するため天然石をお勧めします。
我が家のバスキングストーン
それではここで僕の条件を全てクリアし、実際に使用しているバスキングストーンを紹介します。
ギドラ氏のバスキングストーン
ギドラ氏のケージでは大きな山のような物と平らな物の二つの天然石を組み合わせてバスキングスポットを作っています。
この山のようなバスキングストーンはビジュアルが格好良かったので飾りのつもりで設置したのですが、気付いたらいつもこの上に乗って隣のどんぐり氏の様子を監視しています。
バスキングストーンが二つとも大きいため単体だと熱の吸収が悪く30℃くらいまでしか暖まりません。そこでバスキングストーンの下に溶岩プレートを敷いています。
こうする事で熱吸収の良い溶岩プレートがスポット全体の温度を上げてくれてちょうど良い温度に調整できます。さらにこの設置方法だとバスキングスポット内でも温度勾配がつけられるので、ギドラ氏がその時の気分に合わせてバスキングをする事が出来ます。
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どんぐり氏のバスキングストーン
どんぐり氏も大きめの天然石の下に溶岩プレートを敷いてバスキングスポットを作っています。
筒状の形状をしていますが長細くなっていてサイズも丁度いいのでどんぐり氏もバスキングしやすそうです。ちなみにこの石に巡り会うまでに三ヶ月も色々な爬虫類ショップを探し歩きました。
バスキングストーンの入手方法
山や川に拾いに行く
お金をかけずに入手するなら自分で山や川に拾いに行くのが手っ取り早いです。現場には大量に石が落ちているので選びたい放題で、時間がどれだけあっても足りません。経験上、上流へ行けば行くほど素晴らしい天然石を発見する事が出来ますが、費やす時間と労力・交通費を考えると買ってしまった方が良いかもしれません。
爬虫類ショップで買う
ショップで購入するとなるとやはり爬虫類ショップで探すのが一番良いと思います。ただ、爬虫類ショップの天然石はバスキングに適している物をしっかりと選別していない事も多く、理想の形状の物に出会うには根気が必要になりそうです。
またバスキングに適しているサイズや形状の物はそれなりの値段がついている事が多いので、それなりの出費は覚悟しておいた方が良いでしょう。
アクアリウムショップで買う
意外と穴場なのがアクアリウムショップです。アクアリウムやアクアテラリウムでは見た目を重視した岩石が求められるため、かなりビジュアルの良い物が販売されています。ただし爬虫類ショップと同様、バスキングストーンに適していない物も多いので直接足を運び判断する必要があります。
まとめ
フトアゴヒゲトカゲ等の爬虫類にとってバスキングストーンはかなり重要なアイテムになってきます。生体を暖めるだけでなく、脱皮中に生体が体を擦り付ける事で脱皮の手助けになる事もあるので、もしまだバスキングストーンを設置していないのであればこの機会に設置を検討してみるのはいかがでしょう?