巷で話題のレパシー・グラブパイ。我が家ではコオロギを常にストックしているので特に必須と言う訳ではなかったのですが、あまりにも話題になっているので気になっていました。
評判によるととにかく爬虫類の食いつきが良いとの事で、今まで昆虫以外を食べなかった生体がグラブパイなら食べたという話を聞いて一つのアイデアが思い浮かびました。
我が家のギドラ氏は野菜を全く食べません。試しに数日間餌を控えてみましたが、それでも野菜どころかフードにも見向きもせず、コオロギ以外は絶対に口にしませんでした。
しかし!もしギドラ氏がグラブパイを食べてくれる事があれば、グラブパイに野菜を混ぜる事で直接野菜を与える事が出来ます。
これは試してみる価値があり!ということで早速グラブパイを購入しました。
目次
グラブパイの作り方
用意するもの
グラブパイは元々粉状になっている物をゲル状にクッキングする必要があるので、大好きな100均で使えそうな物を物色。
電子レンジOKのタッパー
適当なサイズのタッパーです。ポイントは電子レンジOKと言うところですが、別に電子レンジNGでも構いません。
グラブパイ調理セット
キッチンコーナーで発見した『ステンレス薬味・調理3点セット』という商品が、あまりにもイメージ通りのセットだったので、勝手に『グラブパイ調理セット(グラブパイナイフ・グラブパイトング・グラブパイスプーン)』と命名してしまいました。
付属の計量スプーン
専用の計量スプーンです。洗剤の計量スプーンのような感じでグラブパイの中に同梱されているのですが、私のように奥深くに埋め込まれている恐れがあるので見当たらなくても諦めないで探してみて下さい。
グラブパイは水を混ぜて作ります。グラブパイ:水=1:4の比率で混ぜるのですが、この計量スプーンはその比率で作られているのでとても便利です。
タッパーに水を入れる
タッパーの蓋を開け、計量スプーンの(大)の方で水を必要な分だけ注ぎます。今回はとりあえず4杯分作る事にしました。
レンジでチンして沸騰させる
タッパーの蓋を締めて水が沸騰するまでレンジで温めます。温めすぎると蓋が吹き飛んでビックリするので要注意です。
熱湯であればレンジでなくても大丈夫なので、タッパーがレンジ不可の場合はポットやケトルでお湯を湧かして下さい。
一つ注意点として、必ず熱湯であること。十分な温度が無いと上手くゲル状にならずに残念な感じになります。
熱湯にグラブパイを入れる
計量スプーンの(小)の方で水と同じ杯数、今回の場合は4杯ほどグラブパイを入れます。
手際良くよくかき混ぜる
熱湯が冷めないうちにグラブパイをよくかき混ぜます。熱湯の温度が低かったり、ちんたらしていると綺麗なゲル状にならないのでスピーディーにかき混ぜます。
常温で冷ます
しっかりと混ぜることが出来たら蓋をせずに常温でしばらく放置します。同じ手順で三つほど作りました。
熱が冷めるとしっかりと固まって綺麗なゲル状のグラブパイの完成です。
グラブパイの保存方法と消費期限
開封後のグラブパイには消費期限があり、保存方法によって消費期限が変わってくるので注意が必要です。
調理前
- 冷蔵保存
- 2〜3週間
- 冷凍保存
- 6ヶ月
調理後
- 冷蔵保存
- 2週間
- 冷凍保存
- 6ヶ月
思いのほか消費期限が短いので、調理前のグラブパイは冷凍保存する事にしました。冷凍保存するとこんな感じになります。また使用する時は固まってしまった部分を細かく砕いて使います。
調理後のグラブパイは二週間で使い切れそうならタッパーのまま冷蔵保存し、無理そうなら冷凍保存しています。冷凍保存した物を使う時は自然解凍して与えます。
グラブパイは清潔に保たないと傷みやすいようです。調理する時やカットする時は素手で触れないように注意しましょう。
グラブパイの与え方
グラブパイ調理セットのグラブパイナイフで食べやすいサイズにカットします。
必要な分だけカットしたらグラブパイトングを使い、餌入れ等に移し替えて完了です。餌入れのまま与えるもよし、ピンセットで与えるもよし。生体が食べやすい方法で食べさせて上げて下さい。
フトアゴヒゲトカゲの反応は?
どんぐり氏
初日は警戒しているのかペロっと舐めただけで食べませんでしたが、翌日からコオロギ並に食べ出しました。普段与えているフードに比べると比べ物にならないほどよく食べます。
ギドラ氏の反応
ギドラ氏の食へのこだわりは想像以上に強く、数日間ほど試しましたが味見をする程度で一度も食べてくれません。食べてくれないどころか、味にビックリして後退りするほどです。
まとめ
結局今のところ野菜を一緒に食べさせる作戦は成功していませんが、今までコオロギ以外は見向きもしなかったギドラ氏が初めて味見をしてくれたので、グラブパイの効果は本物のようです。
ただ雑食性のフトアゴヒゲトカゲ(特にアダルト)には高カロリーな商品です。どれくらいの量を与えるのが適当なのかを与えながら探っていく必要があるので、フトアゴヒゲトカゲの健康を配慮しながら引き続きベストな給餌方法を模索して行こうと思います。