お迎え直後のフトアゴヒゲトカゲの飼育方法と心構え
先日の東レプできなこさんをお迎えしてから早くも一週間が経ちました。
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ギドラ氏、どんぐり氏と何とも男臭い我が家で初の女の子(たぶん)と言う事でどうしても過保護になってしまう僕ですが、早くもきなこさんも強烈な個性を放ち始めました。そこで今回は東レプでお迎えしてから一週間の様子を、飼育者の心構えと共にお送り致します。
お迎え当日は緊張している
新しい環境にまだ慣れていないせいか、ケージに入れた直後はほとんど動きません。それもそのはず、人間も新しい職場に配属された当日は緊張してなかなかいつもの自分が出せませんよね。フトアゴも一緒です。
心構え① 無理なハンドリングはしない
ベビーやアダルトのフトアゴヒゲトカゲはとても可愛らしいので、お迎え直後にハンドリングしたくなる気持ちは分かりますが、ここはグッと我慢してあげて下さい。
フトアゴヒゲトカゲにもそれぞれ性格があり、個体によっては小さいうちから人の手に慣れさせておく方が良い場合もありますが、小心者の個体にとっては迫り来る巨人の手は恐怖でしかありません。ゆっくりと時間をかけて「人の手は危害を加えない、むしろ餌をくれるいい奴なんだ」と信頼してもらうのがポイントです。
心構え② 手から餌を与える
そうこうしているとさっきまでほとんど動かなかったきなこさんが、ケージ内をうろうろし始め急にシェルターにかじり付きました。緊張がほぐれたらお腹が減って来たようです。もう夜だったのですが、あまりにもシェルターを食べようとするので野菜をあげる事にしました。
小さい頃は野菜を食べない個体も多いのですが、きなこさんは野菜をよく食べるようです。餌をあげる時は餌皿に入れるだけでなく、手から直接与えて慣れさせておくと今後の触れ合いが楽になります。
徐々に行動範囲が広がる
環境に慣れてくるとケージ内での行動範囲が広がり、見向きもしなかった物に興味を示し始めます。
心構え③ 流木を設置しよう
フトアゴヒゲトカゲは流木など高い場所に登るのが好きなようです。必須アイテムと言うわけでもありませんが、できればアダルトになっても登れそうなしっかりした流木を設置してあげましょう。
心構え④ バスキングストーンを設置しよう
フトアゴヒゲトカゲは誰に教えてもらったわけでもなく、そこに光と石があればバスキングを始めます。天然石やブロックをバスキングランプの下に設置するとお腹まで効率よく温める事が出来ます。バスキングの効率を考えると必須アイテムと言えるでしょう。
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好奇心旺盛になる
新居に引っ越したきなこさんは環境にもすっかり慣れ、あっちへ行ったりこっちへ行ったりと探検し始めます。ケージの中とは言っても体の小さなきなこさんにとっては大冒険です。
心構え⑤ シェルターを設置しよう
シェルターはフトアゴヒゲトカゲの隠れ家や寝床として重宝します。生体が紫外線が強いと感じた時は日除けとしても使うので必ず設置しましょう。ただ臆病な個体の場合引きこもりになってしまう可能性もあるので、状況に応じて設置方法を考える必要があります。
ケージ外にも興味津々
きなこさんの好奇心はケージ内にとどまらず、ついにケージ外に向かいます。
何をするでもなく、ひたすらケージの外を見つめるきなこさん。
あっちを見たり。
こっちを見たり。
決して外に出ようとするわけでもなく、ひたすら外を監視しています。
心構え⑥ 無理せずにスキンシップ
環境に慣れて好奇心旺盛になっているフトアゴヒゲトカゲは怖いもの知らずなので、もしかするとハンドリングも出来るかもしれません。試しにそっと手を差し出してみましょう。
初めての温浴
きなこさんが脱皮中だったので初温浴に挑戦してみました。いきなり湯船に1人で浸けるとパニックになるので、手に乗せたままゆっくりお湯に浸けます。まだ手の上の方が安心するようなので、しばらくはこのスタイルでの温浴になりそうです。
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温浴が終わったら柔らかいタオルで水分を拭き取り速やかにケージに戻しましょう。
初めての体重測定
成長を確認するために定期的に体重測定をします。この時期、健康であれば体重が増える事があっても減る事はないので、簡単な健康チェックにもなります。
ついにあいつと初対面
きなこさんと戯れていると、隣の部屋から物音が…。
何かを察したのかどんぐり氏がやってきました。
初対面の二人。どんぐり氏にとっては将来のお嫁さんになるかもしれない相手です。ギドラ氏に対していつも威嚇ばかりするどんぐり氏ですが、格好をつけているのかいつもと少し様子が違います。一方のきなこさんはと言うと…。
第一印象は最悪のようです。
まとめ
お迎えから一週間が経ち痩せ気味だったきなこさんも、毎日コオロギ・野菜・フードをたくさん食べてふっくらしてきました。かなり臆病だった性格のどんぐり氏に比べると、とても人慣れしているので非常に育てやすい印象です。
しかしかなり気の強い性格なので、今後どんぐり氏と仲良くやっていけるのかどうか…。二人の恋模様は引き続きこのブログでお届けしていきます。