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爬虫類の木製ケージ製作
フトアゴヒゲトカゲ・リクガメ・レオパなど爬虫類の木製ケージをオーダーメイドで製作しています。生体に優しいSPF材(無垢材)をメインで使用し、ご希望に合わせて塗装や特殊仕様などのカスタムも可能です。

フトアゴヒゲトカゲの飼育ケージセッティング

セッティングと環境作り

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フトアゴヒゲトカゲ(ヴィティキンスドラゴン)のお迎えに備えて爬虫類倶楽部にて飼育セットを購入しました。すぐにでもお迎えしたいところですが、まずその前に飼育ケージをセッティングし飼育環境を整えることにしました。

最初に僕が購入した飼育セットに関しては【フトアゴヒゲトカゲの飼育セット】をご覧ください。

シェルターや流木などを使ったケージ内の見た目にこだわるのも醍醐味ですが、ここはやはり家主であるフトアゴの住みやすさを最優先してのセッティングを心がけます。

この記事ではフトアゴヒゲトカゲのセッティング方法をお届けします。

この記事はこんな人におすすめです
  • フトアゴヒゲトカゲを飼いたい人
  • 爬虫類初心者の人
  • フトアゴのお迎えを検討中の人

これからフトアゴヒゲトカゲのお迎えを考えている爬虫類初心者の方はぜひ最後までご覧ください。

目次

飼育ケージを設置する

ケージは完成品なのですぐに使えますが、難航したのはケージを置くケージ台探し。

天板サイズに関しては定番サイズなので問題ないのですが、我が家の設置場所は高さに制限があり高さ30センチくらいがベスト。

なかなかちょうどいい高さの台が見つかりませんでしたが、ホームセンターで発見したアイリスオーヤマのメタルラックのパーツを組み合わせると、セット販売してもいいんじゃないかと言うくらいのピッタリサイズになりそうな予感。

ケージ台になるメタルラック

天板とケージサイズが1ミリの差もなくピッタリなので、四隅のポールが天板を突き出るとそもそも置くことが出来なくなってしまうので不安でしたが大丈夫でした。ただ天板が思ったより滑りやすく、このままケージを置くとかなりあぶないので四隅に滑り止めを付けます。

滑り止め

ケージを設置してみるとこんな感じですこのケージ専用台なのではないかというくらい見事なマッチ具合。見た目もブラックが映えてクールです。

飼育ケージを置いたケージ台

保温球・バスキングライトを設置する

バスキングライトと保温球

人によっては保温球とバスキングライトをそれぞれ逆サイドに設置する人もいるようですが、ケージ内に温度勾配を作るために片側に寄せました。

バスキングライトに関しては【600幅の飼育ケージに最適なバスキングライトを比較検証】でも詳しく解説しています。

紫外線ライトを設置する

ケージの上に設置した紫外線ライト

紫外線ライトはケージのフタの上に乗せるタイプです。フタの網を通すので紫外線が弱まるのではないかと少し不安ですが、あと二つランプを追加することもできるのでとりあえず現状で様子を見ることにしました。

紫外線ライトに関しては【爬虫類飼育におすすめの紫外線ライト】で詳しく解説しています。

暖突を設置する

蓋の網に暖突を取り付ける

ケージ全体の保温を補助してくれる『暖突(だんとつ)』はフタの網に直接ビスで止めます。

フタを取り外し裏返してビス止めするのですが、配置をよく考えないと紫外線ランプが隠れてしまいます。さらにこのままだと保温球とバスキングランプとの真上に来てしまい、片側だけ高温になってしまうので保温球とバスキングランプは逆側に移動しました。

暖突を取り付け終わった飼育ケージ

特徴や設置方法は【爬虫類の保温器具・暖突(だんとつ)】で詳しく解説しています。

サーモスタット(タイマー付き)を設置する

ケージ横に設置したタイマーサーモ

このサーモスタットにはタイマーサーモの二つのソケットが付いています。

時間で管理をしてくれるタイマーソケットにはバスキングランプ紫外線ランプを、温度で管理をしてくれるサーモソケットには保温球暖突を差し込みたいのですが、ソケットがそれぞれ一つずつ足りないのでタコ足を使用しました。温度計はケージ内で一番温度が低くなる場所に設置しました。

バックボードを設置する

ケージに設置した炭化コルクボード

炭化コルクボードをバックボードとして使用します。サイズがやや大きいのでカッターでカットするのですが、コルクの屑が出るわ出るわ。

カットしていない部分からも無限に出てきます。

これはちょっと想定外。せっかく買ったのでしばらくは様子を見ますが買い替え候補です。雰囲気はいい感じなのに残念です。

床材・シェルター・流木などをレイアウト

シェルター・流木を設置したケージ内

床材にはデザートサンド等雰囲気が出る床材を使いたかったのですが、飼育に慣れるまでは手間のかからないペットシーツを使用することにしました。

シェルターはバスキングライトの直下に置きバスキングスポットに。選定に一時間かかった流木もイメージ通りです。餌入れ・水入れは実際にフトアゴヒゲトカゲが来てから設置することにしました。

ケージ内の環境づくり

起床時間・就寝時間を設定する

サーモスタットのタイマーで自動管理出来ます。我が家では起床9時・就寝21時に設定しました。これで9時〜21時まではバスキングライトと紫外線ライトが照射されて昼間を再現できます。

設置するライトによって照射時間が指定されている場合が あるので、取扱説明書を熟読しましょう。

温度を設定する

フトアゴヒゲトカゲの飼育で重要なケージ内の温度。ケージ内の色んな場所の温度を計り、出来る限りケージ内で温度勾配が出来るように調整しますが、これがなかなか難しいんです。

ライトの角度や場所を変えながら調整するのですが、なかなか理想の温度環境になりません。どう調整してもバスキングスポットの周辺の温度が50℃を超えてしまうのでハチクラセットに付属していたバスキングランプのワット数を75ワットから50ワットへ変更。すると全てが理想の温度環境になりました。

現在バスキングスポット直下が35℃〜40℃。ケージの中間あたりが30℃、一番涼しいところで25℃といった感じです。

サーモの温度は最低気温を27℃に設定することでこの温度環境を保つことができました。バスキングライトと紫外線ライトが消えている21時〜翌9時までは25℃〜28℃くらいになるように設定し、ケージ内にも夜を再現します。

暗幕(目隠し)を巻く

我が家ではケージをリビングに設置しますが、就寝時間21時以降も明るいため目隠しになる布を巻くことにしました。ユザワヤへ行き遮光生地を探したのですが、オーダーメイドになってしまうと言うことで断念。

なるべく光を通さない黒い生地を探しました。実際に店の蛍光灯で透かしながら光を通さない布を選び購入。

暗幕で覆った飼育ケージ

ユザワヤなどの生地屋さんで遮光生地を買うと高くついてしまうことがあるので、ネットで撮影用の暗幕を探したが安く購入できます。

まとめ

不慣れなことばかりでしたが機材の役割を理解してからセッティングしたのでスムーズに設置出来たと思います。

ウォーキー

予習って大事ですね!

この環境でしばらく試運転し、24時間正常に温度管理出来ているかを確認しましたが問題はありませんでした。

そしてついに念願のフトアゴヒゲトカゲを迎え入れるときが来るのです。

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  • 爬虫類を飼いたいけど飼育ケージがない…
  • 木製ケージが欲しいけど作れない…
  • この棚に置ける飼育ケージが欲しい…
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