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フトアゴの生活をイメージしながらセッティング
シェルターや流木などを使ったケージ内の見た目にこだわるのも醍醐味ですが、ここはやはり家主であるフトアゴの住みやすさを最優先してのセッティングを心がけます。
今回の飼育に備えて購入した物はこちら。
ケージ台を作る
ケージは完成品なので養生を外せばすぐに使えますが、難航したのはケージを置く台探し。天板サイズに関しては定番サイズなので問題ないのですが、我が家の設置場所は高さに制限があり高さ30センチくらいがベスト。なかなかちょうどいい高さの台が見つかりませんでしたが、ホームセンターで発見したアイリスオーヤマのメタルラックのパーツを組み合わせると、セット販売してもいいんじゃないかと言うくらいのピッタリサイズになりそうな予感。
困った時は島忠。
天板とケージサイズが1ミリの差もなくピッタリなので、四隅のポールが天板を突き出るとそもそも置く事が出来なくなってしまうので不安でしたが大丈夫でした。ただ天板が思ったより滑りやすく、このままケージを置くとかなりあぶないので四隅に滑り止めを付けます。
ケージを設置してみるとこんな感じですこのケージ専用台なのではないかというくらい見事なマッチ具合。見た目もブラックが映えてクールです。
保温球・バスキングライトを設置する
人によっては保温球とバスキングライトをそれぞれ逆サイドに設置する人もいるようですが、ケージ内に温度勾配を作るために片側に寄せました。
紫外線ライトを設置する
紫外線ライトはケージのフタの上に乗せるタイプです。フタの網を通すので紫外線が弱まるのではないかと少し不安ですが、あと二つランプを追加する事が出来るのでとりあえず現状で様子を見る事にしました。
暖突を設置する
ケージ全体の保温を補助してくれる暖突はフタの網に直接ビスで止めます。フタを取り外し裏返してビス止めするのですが、配置をよく考えないと紫外線ランプが隠れてしまいます。さらにこのままだと保温球とバスキングランプとの真上に来てしまい、片側だけ高温になってしまうので保温球とバスキングランプは逆側に移動しました。
サーモスタット(タイマー付き)を設置する
このサーモスタットにはタイマーとサーモの二つのソケットが付いています。時間で管理をしてくれるタイマーソケットにはバスキングランプと紫外線ランプを、温度で管理をしてくれるサーモソケットには保温球と暖突を差し込みたいのですが、ソケットがそれぞれ一つずつ足りないのでタコ足を使用しました。温度計はケージ内で一番温度が低くなる場所に設置しました。
バックボードを設置する
炭化コルクボードをバックボードとして使用します。サイズがやや大きいのでカッターでカットするのですが、コルクの屑が出るわ出るわ。カットして設置した後も、カットしていない部分からも無限に出てきます。これはちょっと想定外。せっかく買ったのでしばらくは様子を見ますが買い替え候補です。雰囲気はいい感じなのに残念です。
床材・シェルター・流木などを設置する
床材にはデザートサンド等雰囲気が出る床材を使いたかったのですが、飼育に慣れるまでは手間のかからないペットシーツを使用する事にしました。シェルターはバスキングライトの直下に置きバスキングスポットに。選定に一時間かかった流木もイメージ通りです。餌入れ・水入れは実際にフトアゴヒゲトカゲが来てから設置する事にしました。
ケージ内の温度環境づくり
起床時間・就寝時間を設定する
サーモスタットのタイマーで自動管理出来ます。我が家では起床9時・就寝21時に設定しました。これで9時〜21時まではバスキングライトと紫外線ライトが照射されて昼間を再現できます。
温度を設定する
フトアゴヒゲトカゲの飼育で重要なケージ内の温度。ケージ内の色んな場所の温度を計り、出来る限りケージ内で温度勾配が出来るように調整しますが、これがなかなか難しいんです。
ライトの角度や場所を変えながら調整するのですが、なかなか理想の温度環境になりません。どう調整してもバスキングスポットの周辺の温度が50℃を超えてしまうのでハチクラセットに付属していたバスキングランプのワット数を75ワットから50ワットへ変更。すると全てが理想の温度環境になりました。
現在バスキングスポット直下が35℃〜40℃。ケージの中間あたりが30℃、一番涼しいところで25℃といった感じです。サーモの温度は最低気温を27℃に設定する事でこの温度環境を保つ事が出来ました。バスキングライトと紫外線ライトが消えている21時〜翌9時までは25℃〜28℃くらいになるように設定し、ケージ内にも夜を再現します。
まとめ
不慣れな事ばかりでしたが機材の役割を理解してからセッティングしたのでスムーズに設置出来たと思います。予習って大事ですね。この環境でしばらく試運転し、24時間正常に温度管理出来ているかを確認しましたが問題はありませんでした。
そしてついに念願のフトアゴヒゲトカゲを迎え入れる時が来るのです。
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